2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧
玄米には食物繊維が3%含まれています。 白米に比べたら3倍はあるのですが、 アブシン酸やフィチン酸と合わさると食物繊維の悪い面が出て、 消化不良を起こすことがあります。 食物繊維は大切な成分です。 では食物繊維とはいかなるものでしょうか。 人間…
昨日の説明で長時間、玄米を水に浸せばOKということを紹介しましたが、 ただ問題は、長時間も浸すと新たな毒がでることです。 それが「発芽毒」です。玄米は種なので、水に浸すと当然、発芽します。 この発芽でアブシン酸やフィチン酸の毒は解除されますが、…
昨日、書きましたように糖化は、 1・焼く 2・炒める 3・揚げる の調理で 出て来るものなので逆に 4・蒸す 5・茹でる 6・煮る ならば糖化はほとんど出ないわけです。 そこで玄米を炊くには圧力鍋が多いのですが、 まず炊飯器なら問題はありません。 圧…
昨日、書きましたように糖化は、 1・焼く 2・炒める 3・揚げる の調理で 出て来るものなので逆に 4・蒸す 5・茹でる 6・煮る ならば糖化はほとんど出ないわけです。 そこで玄米を炊くには圧力鍋が多いのですが、 まず炊飯器なら問題はありません。 圧…
アクリルアミドは、圧力鍋で炊く料理、 特に玄米を炊くことが危険だということが分かってきました。 それは糖化という驚異的な害を造り出すことだったからです。 糖化とは、たんぱく質や脂質が糖と結びつくことです。 血液中に余分な糖分があると、体内のた…
トンネル工事の水漏れ防止など工業用に使われる化学物質として知られていたものですが、 スウェーデン政府が、ジャガイモのスナック菓子などの食品から高濃度で検出されたと公表し、 世界に衝撃を与えた物質です。 日本では農林水産省などの調査で、 ポテト…
フィチン酸は、イノシトールにリン酸が結合することによってできる、 リン酸化合物の一種でビタミンBの仲間なのです。 米ぬか、とうもろこしなどから水または酸性水溶液で抽出して得られます。 淡黄~淡褐色のシロップ状の液体で、酸味があり熱や酸に弱い性…
あまり聞いたことがない「アブシシン酸」ですが、 (英: abscisic acid、ABA)は、植物ホルモンの一種なのです。 構造的にはセスキテルペンに属します。 休眠や生長抑制、気孔の閉鎖などを誘導するものです。 また乾燥などのストレスに対応して合成されるこ…
玄米は白米に比べたら段違いの栄養価が高いものであり、 理想食なのですが、それでも現代の日本は圧倒的に白米です。 その理由は玄米を食べるのには、ひと工夫をしないと害になるからです。 私は玄米をいかにして美味しく食べるかが課題さと以前から考えてい…
2010年代には、栄養学との接近が見られています。 東アジア米機能標準化会議では、 マクロビオティックの食事と健康といった表題で 栄養摂取状況の研究報告が行われています。 特に女子栄養大学の副学長である香川靖雄は、 大学の大学院生がマクロビオティッ…
久司はマクロビオティックが大きく受け入れられた象徴的なイベントとして、 ハーバード大学が主催しWHO(世界保健機関)がバックアップした 国際栄養学会の晩餐に食事をつくることが要請されたと記しています。 こうした久司道夫を中心とする地道な活動が徐…
マクロビオティックの運動の始まりとしては、 1928年に桜沢如一が行った講習会であるといわれています。 桜田は、1910年代には食養会に入会し、 雑誌『食養雑誌』に投稿をはじめ、1937年には食養会の会長に就任しましたが、 2年後脱退しています。 そしてす…
石塚左玄の食養学は天皇家の食卓の基本になるなど 明治時代に大きな評価を受けていましたが、 それが開花したのは、戦後、玄米菜食を発展させた、 桜沢如一による「マクロビオティック」と名付けた新食養が誕生しました。 このマクロビオティックは、マクロ…
脚気という国民病はビタミンB1不足からが解明されたわけです。 それは昨日まで3回にわけて紹介した農林水産省のサイトの通りですが、 決定的に欠けているのは玄米菜食でした。 明治時代の海軍軍医、高木兼寛によって解決策が見出され、 バランスの良い食事…
軍艦や身分によって患者数に差があることから、 高木は食べ物に原因があるのではないかと考え、 タンパク質と炭水化物の割合に原因があるという仮説をたてました。 長期にわたる洋上任務では、白米を主食とし、 おかずが少ない食事スタイルが常でした。 そこ…
明治10(1877)年の西南戦争でも、「脚気」患者が多発。 その原因や治療法を探るため、翌年には、府立脚気病院が設立されました。 しかし、この病院ははっきりとした成果を出すことなく、 すぐに幕を閉じることになりました。 当時、経験的に「脚気」が食事…
鶴見医師の調査で米食発祥の地、中国では玄米を食べていましたが、消化が悪すぎ、 お腹を壊すので白米を食べるようになったという記録があるそうです。 そして日本に米食が伝わった時も「玄米はひいて白米にして食べる」 と伝わったと言います。 縄文時代に…
玄米はある工夫をしないで食べ過ぎるとかえって 体の毒になることを証明してくれた人物が宮沢賢治です。 彼の有名な詩に「雨ニモマケズ」があります。 没後に発見された遺作のメモで詩として受容されて広く知られており、 賢治の代表作のひとつともされてい…
歯医者さんの学会に「日本咀嚼学会」(注01)があります。 その学会でが提案する「卑弥呼(ひみこの歯がいーぜ)という標語があります。 卑弥呼の時代はとにかくよく噛んだ時代であったこととかけて標語に用いています。 ★卑(ひ)・・肥満予防 よく噛むと満…
4月1日に玄米菜食リバイバルの本髄、玄米について書いてましたが、 その間に「健康リスクマネジメント」として「新型コロナワクチンの正体」を 70回、連載してきました。 開始したのは私のもとに高齢者優先ワクチン接種の券が 高島市から配布された5月1…
私はうどんよりもそばが大好きで、麺類のお店に入れば、迷わず、そばを注文します。 その(そば)ですが、穀物のソバの実を原料とする蕎麦粉を用いて加工した、 日本を代表する麺類で、寿司、天ぷらと並ぶ代表的な日本料理です。 また、蕎麦の調味として作ら…
アーモンド、クルミ、カシューナッツ、ピスタチオなど、 日本人にも身近な食材として親しまれているナッツは、 健康的な食品として注目されています。 最近の研究で、ナッツが心筋梗塞などの心疾患や メタボリックシンドロームの改善に役立ち、 がんを予防す…
スーパーに行くと海外から輸入されたドライフルーツセットが売られていますが、 日本には古来から素晴らしいドライフルーツがあります。 それは干し柿です。 アメリカやヨーロッパでは干しブドウをはじめ, プラム,アンズ,マルメロ,リンゴなど種類も量も…
私が保険の代理店をしていた顧客に麩の卸業の方がおられ、 よく規格外の麩を買いました。 麩は実に優れたたんぱく質を補給する保存食です。 小麦粉のタンパク質を利用した加工食品で、 小麦粉に水を加えてこねると粘弾性のあるグルテンが形成されます。 この…
醤油でも発酵食品としての本物の醤油とアミノ酸の醤油があります。 少なくと日本の消費者は、発酵醤油を使用されていると思いますが、 アミノ酸醤油はスーパーで売られている安価な醤油か業務用に使用されています。 その中身が床屋さんから回収した人毛なの…
食用油ですが、ガン因子になる危険な油から安心できる油まであります。 油は私たちの体を作るのにとても重要な役割を果たしています。 つまりオイルを意識的に選ぶことは、健康や美容へのさらなる第一歩になるのです。 油の種類 1・バター 2・マーガリン …
主穀ではない穀類の総称なのですが、 一般に米・小麦・大麦を除く穀類及び擬似穀類を「雑穀」とします。 いずれも小規模に作付けされ、 世界中で食糧や飼料として広く栽培されている作物です。 雑穀は、生産性が低いので小規模に作付けされた草本という定義…
日本の和食は大豆がベースになっています。 まさに大豆なくして日本食はあり得ないと言えます。 発酵した大豆食品は、醤油、味噌、納豆、もろみ。大豆を粉砕して絞った食品は、 大豆油、きな粉、ずんだ、ゆば。 豆乳にして加工したものは、 豆腐(油揚、厚揚…
高島市に移住してから、京都に行くことも多くなりました。 また、最近、京料理のプロが高島市内にレストランを出店されて、 手頃な値段なので何度も行きました。 そこの絶品は、すまし汁です。 とにかく昆布をだしにしたものです。 まさにだしこそ和食を支え…
国土全土が海に囲まれた日本は、 海藻をフル活用してきた世界に誇る日本食を創作してきました。 欧州の白人は家畜を活用して栄養を満たし、 日本は海洋資源である海藻で満たしましたから、 そのDNAで、欧州人は牛乳や肉を消化する酵素が出来上がっていますが…