2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧
「胆のう」、「胆のう管」にできた悪性腫瘍が「胆のうがん」です。 胆のうは肝臓の下にあり、肝臓でつくられた胆汁という消化液をいったんプールしておく袋のような臓器。 食事をすると、胆のうはその情報を受けて、ためておいた胆汁を排出。 胆汁は胆のう管…
独立行政法人国立がん研究センターは、これまで日本人を対象とした研究では明らかになっていなかった、肥満と閉経状況別の乳がんの関連性について、日本人を対象とした大規模な前向きコホート研究を行い、大きな要因があることを確認したということです。 ま…
肥満とがんについて連載していますが、やはり肥満のリスクは大きいものです。 今回、取り上げたのは「大腸がん」です。 かつて日本人には少なかった大腸がんですが、1970年代から急速に増加し、 現在では毎年新たに10万人を越える人が、大腸がんにかかっ…
第2回目は肝がんです。 現在、肝がんは、毎年3万人(男性:約2万人,女性:約1万人)だといわれています。 私たちの肝臓は腹部の右上にあります。 成人で800〜1,200gと体内最大の臓器です。 肝臓の主な役割は、食事から吸収した栄養分を取り込んで体に…
飽食の日本になって食べ過ぎの結果、最も増加したのはがんです。 これから食べ過ぎによる肥満から発生するとみられる10種類のがんを連載していきます。 食べ過ぎ、飽食から解放されるならば、 今回、リストアップしたがんのリスクは軽減され、 かつ改善さ…
食べ過ぎ、カロリーオーバーの肥満は、肥満低換気症候群を生み出します。 肥満があると、舌を含めて上気道の軟部組織も増えるため、軌道が狭くなることに加え、 腹部肥満などによる呼気予備量、機能的残気量の低下に代表される 肺機能の低下がなどあるために…
日本肥満予防協会のサイトの肥満と関連する11の疾患が記載されています。 そこでリストアップされた病気の11番目が「月経異常・妊娠合併症」です。 このサイトの説明です。 脂肪細胞から分泌されるレプチンの持つ生理作用のひとつに、生殖機能があります…
腎臓病は、腎臓の糸球体や尿細管が冒されて、腎臓の働きが悪くなる病気のことをいいます。 腎臓病にはさまざまな種類があり、それぞれの原因や症状も異なります。 腎臓の機能はいちど失われると、回復することがない場合が多く、慢性腎不全といわれる病態に…
慢性閉塞性肺疾患(以下、COPDと略)は、 たばこ煙を主とする有毒物質を長期間吸入することによって生じる肺の炎症による病気です。 主に肺胞系の破壊が進行して気腫型(肺気腫病変優位型)になるものと、 主に気道病変が進行して非気腫型(気道病変優位…
日本人の死亡原因の第4位が脳の血管の病気ですが、その多くが脳梗塞なのです。 脳梗塞をいったん発病すると、たとえ命が助かったとしても、多くの場合、麻痺などの後遺症が残ってしまいます。 脳梗塞は文字どおり、脳に梗塞が起きる病気です。梗塞とは、ある…
心筋梗塞は、虚血性心疾患のうちの一つです。 心臓の筋肉細胞に酸素や栄養を供給している冠動脈血管に閉塞や狭窄などが起きて血液の流量が下がり、 心筋が虚血状態になり壊死してしまった状態をいいます。 心臓病による死亡原因の半数は、心筋梗塞と重度の狭…
日本人の80%が罹患していると言われているのが、歯周病(歯槽膿漏)です。 このパーセンテージから見てもその感染力は恐ろしいもので、 ギネスブックにも「全世界で最も蔓延している病気は歯周病(歯槽膿漏)です。 地球上を見渡してもこの病気に冒されてい…
タバコ病という病気は最近、つけられた病気です。 もともとタバコ(喫煙)と関係がある病気は、「肺がん」でしたが、それは氷山の一角で肺がんのほかに、 喫煙により発病する確率が高い病気として、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、心筋梗塞、脳梗塞、脳出血…
「睡眠時間が短いと肥満になりやすい」という研究報告があります。 確かに起きている時間が長くなると、ついつい食事や夜食の回数が増えてしまいます。 睡眠不足で食欲増進、さらにスイーツや炭水化物が食べたくなると 睡眠不足は肥満の大敵です。 睡眠不足…
摂食障害とは、単なる食欲や食行動の異常ではありません。 1・体形・体重に対する過度のこだわりがある 2・自己の身体イメージに歪みがある 3・体形・体重の変化が自己評価に過剰な影響をあたえること などという心理的要因をもつ障害です。 大きく分類し…
骨粗鬆症は、骨がもろくて骨折しやすい状態になる病気です。 骨の丈夫さを表す指標である「骨量(骨塩量)」は20歳前ぐらいにピークに到達し、 れ以降は年齢とともに少しずつ低下していきます。 そのため高齢になるほど骨粗鬆症になりやすく、とくに女性に多…
肥満症とメタボリックシンドロームは、どちらも肥満のために起こる病気なので、重なり合う部分が多いのですが、少し異なります。 まずは両者の共通点である「肥満」について解説します。肥満とは、からだに余分な脂肪がついている状態をいいます。 医学的に…
甲田光雄医師は自らが肝臓病で苦しんだ経験から、肝臓の治療にはことさら力を入れられたようで、 自ら名付けた「鈍重肝臓」の指摘は、説得力があります。 甲田医師は、この「鈍重肝臓」をどのように克服するのかを明記しておられます。 この病気は現代文明が…
甲田光雄医師は自ら名付けた「鈍重肝臓」の第2弾です。 2・鈍重肝臓とうつ病、家庭内暴力との関係 先回、自殺との関連を紹介しましたが、今度はうつ病とも密接な関係があると指摘しておられます。 うつ病は、統合失調症とともに内因性精神障害の代表的なも…
甲田光雄医師は自ら名付けた「鈍重肝臓」は民族の興亡を左右するほど深刻な問題であることを提起しておられます。 日本は確かに戦後、日本歴史始まって以来の飽食時代を迎えました。 お腹一杯食べることに生きがいすら見出し、その欲望の罠から逃れることが…
甲田光雄医師が命名された「鈍重肝臓」ですが、これは58年間にわたり数万人に断食療法をされて来られた中から、 生み出された病名です。どのようなタイプの人なのか、甲田光雄医師の言葉を紹介します。 現代医学の治療を長年受けて来たし、東洋医学の鍼、…
先の肝臓の所で慢性肝炎について、甲田光雄医師の体験と到達した結論を紹介しましたが、 続いて若者に広がる「脂肪肝」と甲田光雄医師が命名された「鈍重肝臓」を紹介していきましょう (「あなたの少食が世界を救う」から)。 まず脂肪肝とは、英語で「fatt…
NHKスペシャル・人体 神秘の巨大ネットワーク6「生命誕生 ミクロの会話」で放送されたのは、 受胎した母体の中で最初に誕生するのは心臓ですが、その次は肝臓だという内容でした。 その肝臓ですが、英語でliver、ギリシア語ではhēpar。 日本では古くは肝(…
肥満の増加、そして飽食、美食は様々な弊害を生み出しています。 そして体の中で異常をきたらしているのです。 国民の3人に1人がアレルギー疾患(症)に悩んでいるといわれます。 別名、文明病とも言われていますが、これは文明病ではなく、食源病とすべき…
これまで3回、生活習慣病の代表的な「糖尿病」、「高血圧症」、「がん」と肥満との因果関係を書いてきました。 肥満を解消するのは、超少食ファスティングが最適なのです。 ということは藤樹の宿で体験していただくしかないということです。 これ以外にも肥…
肥満と糖尿病、高血圧と書き進めてきましたが、やはり肥満とがんの関係も深いものなのです。 最新の統計では、がんで死亡した人は372,986人 (男性219,785人、女性153,201人・2016国立がんセンター)です。 男女とも、がんの死亡数は増加し続けています。 20…
肥満は生活習慣病を生み出し、 糖尿病は予備軍患者を入れたら全国民の1割、1300万人なりますが、 それ以上に多いのが高血圧症です。2年前の調査で1010万800人です。 日本総人口は1億2656人(本年2月の推定値)ですから、糖尿病と似たような…
日本はつい最近まで飢餓の歴史が続いていました。 歴史的に日本国が誕生したのは聖徳太子(紀元660年)からなので その記録が残っていますが、 記憶に新しいところでは、太平洋戦争中の食糧配給制度でしょう。 配給制は昭和2年の日中戦争から昭和20年…
しかし、思わぬことがその1週間後に待ち受けていたのです。 それは妻の急死でした。 原因は、心筋梗塞で42歳の若さでした。 朝、家族で一緒に朝食をして私は名古屋の事務所へ行き、 昼に自分のベッドの上で死んでいたことを母から電話で聞きました。 あま…