断食救人類の書 23 飽食の日本 21 腎臓病
腎臓病は、腎臓の糸球体や尿細管が冒されて、腎臓の働きが悪くなる病気のことをいいます。
腎臓病にはさまざまな種類があり、それぞれの原因や症状も異なります。
腎臓の機能はいちど失われると、回復することがない場合が多く、慢性腎不全といわれる病態になります
(急性腎不全の場合は機能が回復することもあります)。
しかし、近年の医療技術が進歩して、早期に治療を開始すれば、腎臓の機能の低下を防ぎ、
遅らせたりすることが可能になりますし、末期腎不全まで進行して腎機能の回復が見込めない状態になっても、
人口透析療法や移植といった腎代替療法などの選択肢が増えています。
腎臓病の原因としてアルコールが指摘されています。
お酒がもたらす悪影響とはどのようなものでしょうか。
まず、血液中にアルコールの成分が混ざる事により血液自体が液体状態から粘着質を持った状態にドロドロとした血液になります。
血中に混ざるアルコール成分は「尿酸」と言い、
高尿酸状態は血流の滞りやどろどろとした状態から完璧に固まってしまい血管を塞ぐ事が起きると
心臓や脳など生命を維持する中枢部にも大きなダメージを与えます。
腎臓も同様ドロドロとした血液はうまくろ過されにくくなります。
正常の腎臓に比べ飲酒を続けている腎臓は腎臓へのダメージと比例して膀胱にたまる尿の量も減っていくのです。
お酒を飲む際についてくるおつまみは、高脂肪高コレステロールの物が多く、
例えばつまみがスナック菓子だとすると腎臓にはかなりの負担がかかると言えます。
お酒は腎臓以外に「沈黙の臓器」と言われる肝臓に大きな被害をもたらします。
血管に血栓ができれば高血圧症を発症させます。
主な腎臓病の症状は主に浮腫(むくみ)、尿量、夜間尿、頻尿、だるさ、貧血、かゆみなどが常態化します。
アルコールが腎臓に大きな影響を与えますので、まずはアルコールを断ち切ることです。
藤樹の宿では、アルコールへの依存を断つための心理カウンセリングと
少食ファスティングを展開していますので、ご相談ください。