2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧
アルコールと歯科疾患 ほどほどの量のお酒が口腔機能に影響を与えることは少ないと思われます。 しかしアルコールの過剰摂取を継続すると次第に身体機能が低下してきます。 それに伴い口腔衛生の低下や唾液分泌の異常などが起こりやすくなります。 その結果…
WHO(世界保健機関)の評価(2007年)では、 飲酒は口腔・咽頭・喉頭・食道・肝臓・大腸と女性の乳房の癌の原因となるとされています。 またアルコールそのものに発癌(がん)性があり、 少量の飲酒で赤くなる体質の2型アルデヒド脱水素酵素の働きが弱い人で…
アルコール依存症および大量飲酒者には脳萎縮が高い割合でみられること、 大量に飲酒したりアルコールを乱用した経験のある人では 認知症になる人が多いといった疫学調査結果から、 大量の飲酒は認知症の危険性を高めることが示されています。 一方で少量な…
アルコールとうつ、自殺 アルコール依存症とうつ病の合併は頻度が高く、 アルコール依存症にうつ症状が見られる場合やうつ病が先で後から依存症になる場合など いくつかのパターンに分かれます。 アルコールと自殺も強い関係があり、自殺した人のうち1/3の割…
メタボリックシンドロームに関わる高血圧・高脂血症(脂質異常症)・高血糖には、 お酒の飲みすぎが関与している場合が多数見られます。 そのためメタボリックシンドロームの予防および治療には、 「節度ある適度な飲酒」として成人男子では1日平均2ドリンク…
飲酒量と循環器疾患との関係 適量の酒は体によいといわれます。こと循環器疾患に限っていえば、 この法則が当てはまるようにみえます(飲酒とJカーブの項目を参照)。 以下に個々の循環器疾患と飲酒との関係を羅列します。 冠血管疾患 男性で2ドリンク、女…
すい臓(膵臓)病には急性すい炎と 慢性すい炎および慢性すい炎から起こる糖尿病があります。 飲みすぎる人がすべてすい臓病になるわけではありませんが、 すい臓病の原因としてアルコールの飲みすぎが多くなっています。 特に慢性すい炎の状態ではお酒がや…
アルコールの飲みすぎにより肝臓病がおこります。 はじめは脂肪肝で、飲みすぎれば誰にでも起こります。 飲み続けているとアルコール性肝炎になり、死亡することもあり得ます。 さらに飲み続けると肝硬変という最終段階に入ります。 ここまで来ると治すこと…
急性アルコール中毒は飲酒により意識レベルが低下し、 嘔吐、呼吸状態が悪化するなど危険な状態に陥ります。 若年者・女性・高齢者などでリスクが高まり、 とくに大学生や新社会人では一気飲みとして飲酒させられ、 死亡に至るケースが毎年発生しています。 …
国が国民を守るために適切な行動をとれば、 「アルコールの有害な使用」は低減できます。 加盟国は、公共政策を策定・実施・監視・評価する主要な責任を担っています。 国家戦略や適切な法的枠組みを持つことは、国にとって利益となります。 政策は医療保健…
WHOではアルコールをめぐる議論が高まり、 危機感をもった世界の大手酒類メーカーは連携して、 自主規制による対策で十分であるとアピールしました。 日本でも国際シンポジウムが開かれました。 結局、アメリカ・日本など消極派の反対で、国際基準づくりには…
民族移動や土着文化など歴史的背景ですが、その一例は、ニューカレドニアです。 ここは「天国にいちばん近い島」といわれていますが、 ことお酒については厳格なのです。 お酒はそう簡単に手に入らないし、アルコールの販売時間がひどく限られています。 ビ…
先進国で日本は「お酒天国」といわれています。 日本には、とうてい理解できないのですが、 ここまでお酒天国である国とは不思議なことなのです。 今ではコンビニで24時間365日アルコールを入手可能であり、 しかもどこでも飲酒が可能というのも日本だけなの…
お酒は「百薬の長」といわれていましたが、 今ではたとえ少量でもNG」と言われています。 それはなぜでしょうか。 2年前に少量飲酒のリスクを指摘する論文が相次いで発表されています。 今回のコロナ禍でリモートワークにより、 自宅にいる分、飲酒しながら…
d・ストレスをためない ストレスを受けると一時的に血液の流れが悪くなり、 これが元に戻るときに活性酸素が発生します。これを繰り返すことで、 酸化が促進されます。 e・紫外線をさける 紫外線に当たると、皮膚細胞でも活性酸素が生成され、 シミやシワの…
オムロンのサイトから活性酸素を減らす記事を紹介します。 1・活性酸素って何? 活性酸素が増えると体によくない…最近そんな話をよく耳にしませんか。 肌のしみやしわといった老化現象から、 動脈硬化やがんなど多くの生活習慣病の原因として、 活性酸素がク…
4・活性酸素と老化の関係 活性酸素によって細胞が攻撃されると、細胞膜の脂質が酸化し、 細胞で行われる「栄養と老廃物の出し入れ」が、スムーズに行えなくなります。 また、細胞の核が損傷すると細胞が死滅したり、 LDLコレステロールが酸化されると血管の…
1・酸化ストレスの定義 酸化ストレスとは、「酸化反応により引き起こされる生体にとって有害な作用」のことで、 活性酸素と抗酸化システム(抗酸化物質)、 抗酸化酵素とのバランスとして定義されています。 ここでいう「酸化」とは、何らかの分子に酸素原子…
活性酸素をいかに軽減するか、 健康リスクマネジメントも最終章に近づいてきましたので、 この活性酸素をまとめて書いておきます。 まず厚生労働省の「eーヘルスネット」に活性酸素と酸化ストレスについて 分かり易い内容ですから紹介します。 1・はじめに …
人の体は食べ物がなくても、水さえあれば1ヶ月近く生きることができます。 しかし、水が1滴も飲めないと、2~3日で生命維持は困難となります。 体から水分が1%の損失で、のどの渇き、2%の損失ではめまいや吐き気、 食欲減退などが現れます。 そして10~12%の…
健康長寿ネットのサイトに水を1日どれぐらい飲んだらいいのかが書かれています。 水は私たちの体にもっとも多く含まれる物質で、 生命活動をサポートしています。成人の体の55~60%を水分が占めています。 主に脳、腸、腎臓、筋肉、肝臓などの臓器・組織中…
水を飲むことにより得られる健康&美容効果について紹介してきましたが、 水を適当に飲んでいては思うような効果を得られない可能性があります。 ここでは、効果を高める水の飲み方を3つご紹介するので、 ぜひチェックしてみてください。 1度に大量の水を飲…
水を飲むことで得られる美容&健康効果は、主に6つあると言われています。 1・ストレスや不眠の解消 水には、リラックス効果(鎮静効果)がありますので、 ストレスや不眠に悩んでいる人にとって重要です。 たとえば、イライラした際、人の体温は上昇し、汗…
日本は水の宝庫です。 日本の水はとにかく美味しいのです。 そして水は健康維持に最高であり、水以外でそれを補う必要はないのです。 厚生労働省のサイトに「健康のために水を飲もう・推進運動」があります。 毎日、水を飲むことが最も安全で確実で安上がり…
・その病気のすべての患者にその細菌がいる ・その細菌は他の病気の患者にはみられない ・患者から分離したその細菌を投与すると別の個体に同じ病態が現れる ・病気を引き起こした別の個体から、同じ細菌が証明できる ※コッホの四原則とは、ドイツの細菌学者…
ピロリ菌は、胃の粘膜に生息しているらせん形をした細菌です。 胃には強い酸(胃酸)があるため、昔から細菌はいないと考えられていましたが、 その発見以来、さまざまな研究から、 ピロリ菌が胃炎や胃潰瘍などの胃の病気に深く関っていることが明らかにされ…
胃がんとピロリ菌は密接に関係しているといわれています。 1994年にWHO(世界保健機関)は、ピロリ菌を「確実な発がん因子」と認定しました。 これは、タバコやアスベストと同じ分類に入ります。 ピロリ菌の感染が長期間にわたって持続すると、 胃の粘膜がう…
5.がん患者とたばこ がん患者がたばこを吸うことは、再発・転移とは別に、 新たに発生するがん(二次がん)の原因となることが明らかになっています。 また、喫煙量の増加に伴い二次がんのリスクが高まること、 がんの診断後に禁煙した患者は、 たばこを吸…
3.たばこががんを引き起こす仕組み たばこの煙の中には、たばこ自体に含まれる物質と、 それらが不完全燃焼することによって生じる化合物が含まれています。 その種類は合わせて約5,300種類と報告されています。 その中には、多環芳香族炭化水素類やたばこ…
タバコは食事と並んで生活習慣病、中でもがんの大きなリスクになっています。 国立がん研究センター「がん情報サービス」の一般向けサイトで タバコとガンの関連記事があります。 1.がんの原因となるたばこ がんを予防するためには、たばこを吸わないこと…