40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

健康リスクマネジメント 136 水と健康ライフ 04 健康効果 03 1日どれぐらい飲んだらいいのか 

健康長寿ネットのサイトに水を1日どれぐらい飲んだらいいのかが書かれています。

水は私たちの体にもっとも多く含まれる物質で、

生命活動をサポートしています。成人の体の55~60%を水分が占めています。

主に脳、腸、腎臓、筋肉、肝臓などの臓器・組織中の水分含有量は80%と比較的多いです。

しかし、脂肪組織(皮下組織)は中性脂肪が多いので、水分含有率は約33%と低いです。

女性は男性に比べると脂肪量が多いため、水分含有率は約55%と少ないです。

また、肥満者は痩せの方よりも体水分量が少ないです。

さらに高齢者は加齢とともに実質細胞数が減るため、

成人よりも水分含有量が減り約50%です。

水の主な働きは物質の溶解、物質の運搬、体温調節です。

そして物質の溶解をします。

食事の中に含まれる栄養素は吸収しやすい形に分解され、代謝されます。

代謝反応は水に溶けた状態で行われます。

また、物質の運搬も果たします。

水分を含む血液やリンパ液は体内の物質を細胞まで運びます。

また不要になった老廃物も尿から排泄されます。

さらに体温調節をします。

水は比熱(1g当たりの物質の温度を1度上げるのに必要な熱量のこと)の高い物質で、

温まりにくく、冷めにくい性質があります。

水は温度の変化が少ないので、体温を一定に保つことに役立っています。

例えば夏の暑いときや運動時に汗をかくのは、

体熱の放散によって体内温度の上昇を防ぐためです。

では、水の一日の摂取量の基準とはいかなるものか。

栄養素は食事摂取基準によって摂取量が決められていますが、

水に関して基準値は設定されていません。

しかし人の体にとって水は欠かせません。

水には口から飲む飲料水、食べ物の中に含まれる水の「摂取される水」と、

体内で栄養素がエネルギーになるときに生成される「代謝水」があります。

それらの摂取される水と代謝される水の総量は1日約2,400mlです。

内訳は飲料水から約1,000ml、

食事から摂取する水は約1,100ml、代謝水は約300mlです。

また、摂取した水分は

尿、便や皮膚および呼吸から自然に蒸発している

水分である不感蒸泄を含め1日約2,400ml排泄されています。

尿量は約1,500ml、便は約100ml、呼気は約300ml、汗は約500ml排泄されます。

人の体は1日の水分出納を平衡に保っているため、水分摂取量で尿量が調節されます。

夏のように暑く汗を大量にかくときは、その分の水分補給が大切になります。

のどの渇きを感じた時はすでに、脱水が始まっている状態です。

欧米の研究の成果によると水の必要摂取量の目安は生活活動レベルが低い集団で

1日2.3リットルから2.5 リットル程度、生活活動レベルが高い集団で

1日3.3リットルから3.5 リットル程度と推定されています。