断食救人類の書 05 飽食の日本 03 ガン
肥満と糖尿病、高血圧と書き進めてきましたが、やはり肥満とがんの関係も深いものなのです。
最新の統計では、がんで死亡した人は372,986人
(男性219,785人、女性153,201人・2016国立がんセンター)です。
男女とも、がんの死亡数は増加し続けています。
2015年のがん死亡数は、1985年の30年間で約2倍となっています。
がん死亡数の増加の主な原因は人口の高齢化です。
がんにとってもたばこと同じくらい良くないことが分かってきました。
ある英国の追跡調査によりますと22種類のがんのうち17種類のがんは肥満するほど増え、
特に大腸がん、肝臓がん、胆嚢がん、膵臓がん、子宮がん、腎臓がんなどは
肥満の影響を受けやすいことが分かってきました。
がんにならないためには、たばこを吸わないことと同じくらい、
肥満しないことが重要だという結果が出ています。
肥満を防ぐためには、適度な運動(すっきっぱらウォーキング)と適切な食事がとても大事なのです。
この適切な食事とは現代栄養学による食事ではなく、
純日本の伝統食であります和食を少食にするだけでいいのです。
私たちの藤樹の宿で推進する発酵薬膳を少食で食べることだけでいいのです。
まずは、自分の1日に必要なエネルギー量を知ることです。
デスクワークが主の人ならば体重1キロ当たり25~30キロカロリー、立ち仕事の多い職業ならば
30~35キロカロリー、力仕事をしている人ならば35キロカロリー以上が目安となります。
この値に自分の標準体重をかけたものが1日に必要なエネルギー量です。
もちろん、自分が食べたもののエネルギー量を知ることも大切です。
厚生労働省の公式サイトに、「肥満を防ぐ食事」としてさまざまな食品のカロリーが紹介されています。
三度の食事はもとより、お酒やお菓子などもしっかり加えて計算してみましょう。
1日に必要なエネルギー量に収めることはなかなか難しいことに気づくのではないでしょうか。
大変、参考になります。
このブログの2017年8月28日カテゴリー「ファスティング(断食)で救国・34」の
「あなたのマイ・プレートを作成しよう」をお読みください。