40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

断食救人類の書  04 飽食の日本  02  高血圧

肥満は生活習慣病を生み出し、
 
糖尿病は予備軍患者を入れたら全国民の1割、1300万人なりますが、
 
それ以上に多いのが高血圧症です。2年前の調査で1010万800人です。
 
日本総人口は1億2656人(本年2月の推定値)ですから、糖尿病と似たような割合です。
 
高血圧の問題は、自覚症状がなく、
 
実際にはこの4倍の4300万人(日本高血圧学会)だと言われていますので、
 
全国民の3人に1人が高血圧ということになります。
 
高血圧とは、
 
世界保健機関WHO)で定めた基準では〈収縮期血圧160mmHg以上,拡張期血圧
 
95mmHg以上の少なくともどちらか一方を満足するときを高血圧と呼び,
 
収縮期血圧140mmHg以下で
 
しかも拡張期血圧90mmHg以下のときを正常血圧とされています。
 
日本人の死因のワースト4は、皆さんがよく知っておられるように、
 
「がん」、「心疾患」、「肺炎」、「脳血管疾患」この中で心疾患と脳血管疾患は、
 
高血圧が大きなリスク要因となっているのです。
 
心疾患や脳血管疾患を発症すると、命の危険がかなり高まるだけでなく、
 
助かったとしても半身まひなど大きな後遺症が残るのです。
 
心疾患の代表的は、「心筋梗塞」と「狭心症」です。心臓には冠動脈があり、
 
心筋に栄養や酸素を供給しています。
 
しかしこの冠動脈が狭くなったり、血栓などで詰まったりした場合には、
 
心筋に栄養や酸素が届かなくなり、壊死してしまいます。
 
すると非常に強い痛みに襲われ、最悪の場合は心臓の機能が停止して死に至ってしまいます。
 
私の妻がこれで急死したのですが、このリスクを抱えた方が多いのです。
 
また、「脳血管疾患」とは、脳の血管のトラブルによって脳細胞が侵される疾患です。
 
そのおもなものが「脳卒中」で、脳梗塞と脳内出血、くも膜下出血です。
 
脳卒中の「卒」は「卒倒する」と使われるように、「急に」や「にわかに」という意味で、
 
「中る」はほかのものに接触した結果、傷や痛みを生じるという意味。つ
 
まり、突然脳の痛みに襲われ、麻痺や意識障害を起こしてしまうという意味なのです。
 
脳血管疾患は、脳内を走る血管が詰まって
 
酸素や栄養が補給されなくなって脳細胞が壊死するケースと、
 
脳の血管が破れて出血することで血の塊りができ脳細胞を破壊するケースに分けられます。
 
どちらの場合も心疾患と同様、突然死のリスクや後遺症が残ってしまう疾患です。
 
特に肥満との関係では、正常体重者と比べ、約23倍多く高血圧症にかかるといわれています
(日本肥満症予防協会)。
 
 肥満の人は過食のために、塩分も摂りすぎますので、
 
体内にナトリウムが過剰になります。
 
また肥満になると過剰に分泌されたインスリンの働きによって、
 
腎尿細管でのナトリウムの再吸収が亢進するため、
 
さらに血液中のナトリウムが増加。
 
すると、それを薄めようと血管内に水分が流動し、全体の血液量が増えることで血圧が上昇していくのです。
 
すると高血圧症の様々なリスクを抱えることになりますので、肥満に該当する方は、
 
ただちに少食の実行に移っていただきたいのです。
 
少食に移行しますと血圧がどれだけ下がるかと言う研究があります。
 
1日320㎉の超少食(ファスティング)を2週間、続けますと90%が正常値に戻ったというのです。
 
そこまで超少食でなくとも8000㎉の少食(ファスティング)を1ヶ月続けたら、
 
6割の方が正常値の範囲に戻ったのです。
 
ですから、減塩よりもまず超少食(ファスティング)の実践です。
 
藤樹の宿で確実に体重を落として、肥満リスクを軽減していきましょう。