断食救人類の書 20 飽食の日本 18 心筋梗塞
心筋梗塞は、虚血性心疾患のうちの一つです。
心臓の筋肉細胞に酸素や栄養を供給している冠動脈血管に閉塞や狭窄などが起きて血液の流量が下がり、
心筋が虚血状態になり壊死してしまった状態をいいます。
日本人の死亡原因では、がんに続いて第2位を占めるのが心臓病です。
心臓病の治療法が進歩しているにもかかわらず、急性心筋梗塞(AMI)では、30%の人が死亡しており、
その多くは発症後短時間の死亡で、命にかかわる病気です。
現在、日本の心疾患の患者数は、172万9,000人で、虚血性心疾患の年間医療費は、7,503億円。
心疾患の年間死亡数は、19万6,926人 。
急性心筋梗塞患者(AMI)の14%は病院に搬送される前に心停止 し、
急性心筋梗塞による急性期死亡率は、発症から30日以内の院内死亡率)は6~7% 。
心筋梗塞は文字どおり、心臓に梗塞が起きる病気です。
梗塞とは、ある部分で血液の流れが止まってしまい、必要な血液を得られない箇所の細胞が死んでしまうことです。
心臓は筋肉の塊のような臓器で、人が生きている間、絶えず収縮と拡張を繰り返し、全身に血液を送っています。
ですから心臓の筋肉自体の細胞も、その活動のために多量の血液を必要としています。
心臓の筋肉は途端に血液不足になります。
そして激しい胸痛が起こります。これが心筋梗塞の発作なのです。
1分1秒を争う状態なので、すぐに救急車で搬送し、対処しなければなりません。
発作が治まったあとも、心臓の細胞はほとんど再生しないので、心筋梗塞で失われた範囲は、
線維のような組織に置き換わります。
その影響で、心臓の収縮・拡張が弱くなったり、心拍のリズムが乱れやすくなったりするなどの後遺症が残ります。
なお、発作の程度が軽くて心臓の筋肉が障害されずに済むのが、狭心症です。
その中で血液が固まってしまう発作が、心筋梗塞でした。
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まず第一に禁煙です。
日本を含む世界中の研究から証明されています。
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