玄米菜食 51 玄米菜食リバイバルを起こそう 08 肉の食べ過ぎは急死するリスクが超高い
アメリカで1978年にローランド・L・フィリップス博士が、
セブンスデー・アドベンチスト
(略してSDA・アメリカの再臨待望運動において「1843年-1844年にキリストが再臨する」と予告したことを源流とするキリスト教系宗教組織。信徒数は2000万人を越え、209の国々で活動。教育、医療、食品、出版、放送、福祉など諸事業活動も行われている)
の信徒25000人を6年間、
個別に全員、追跡調査をした疫学調査報告書が公になりました。
SDAの信徒は、教理上、全員、菜食主義者です。
日本では三育学院がそうですが、その教授が日本ベジタリアン協会の会長なので、
バリバリの菜食主義グループです。
その結果、次のようなことが分かりました。
その結果、肉を食べない人たちに比べはるかに心臓病が少なかったのです。
その比較は1:8ですが、その原因がアテローム血栓症なのです。
これは血管の内側に沈着するコレステロールなどの脂肪分のことで、
肉食者の動脈に溜まりやすいのです。
これはいくつかの層になり、動脈硬化を引き起こします。
血管が完全につまれば死にます。
心臓の冠状動脈がつまれば心筋梗塞で、脳の動脈がつまれば脳梗塞です。
このアテローム層がはがれてプラーク血栓となり、血小板が凝集し、
心臓、脳以外で起こるのは、未梢動脈疾患
(PAD・足の血管に動脈硬化が起こり、血管が細くなったり、詰まったりして、足に十分な血液が流れなくなることで発症する病気です。これにより、歩行時に足がしびれる、痛い、冷たいなどの症状が現れます。病気が進行すると、歩けなくなったり(間欠性跛行)、じっとしていても足が痛むようになったりします。さらにPADが悪化すると、足に潰瘍ができたり、壊死したりすることもあり、ひどい場合は足を手術しなければならなくなることもあります。また、動脈硬化は全身的に進行しますので、足の動脈硬化は、心臓や脳の動脈硬化にもつながり、狭心症や心筋梗塞、脳卒中などを引き起こすこともあります。)
では、心臓麻痺など防ぐのはまさにアテローム層を除去すればいいということになります。
それは肉を止めることにほかなりません。
動物脂肪を絶つことです。
もちろん食べ過ぎも止めることです。
なぜなら過剰なカロリーは脂肪に変わりますから、菜食、少食に切り替えましょう。
そうすれば血中コレステロールは下がります。
ある研究では、150以下の場合、心臓発作を起こした人はゼロだったといいます。
完全菜食なら心臓発作はないのです。
バイプレヤーで活躍していた俳優の大杉漣さんは
焼肉が大好きだったようです。
また、フライドチキンや唐揚げ大好きの若い方の急死も身近なところであります。
肉食は動物脂肪の脂身にある飽和脂肪酸、コレステロールなどが血管に詰まったり、
付着して心臓麻痺が起こり、大杉さんのような急死となります。
たとえ死ななかったらどうなるか重い後遺障害が残ります。
ポックリ病とは、
まさに肉の食べ過ぎで菜食主義者の8倍も多いという事実を
私たちは知っておかなければならないのです。
1961年の米医学界ジャーナルで
「ベジタリアンは、心筋梗塞を97%防ぐ」という調査結果を記載しました。
つまり菜食主義者はポックリで死ぬことはないのです。