断食救人類の書 18 飽食の日本 16 タバコ病
タバコ病という病気は最近、つけられた病気です。
もともとタバコ(喫煙)と関係がある病気は、「肺がん」でしたが、それは氷山の一角で肺がんのほかに、
これらの病気をまとめて「タバコ病」というようです。
また、タバコ(喫煙)がさらに社会的な問題となっています。それはタバコを吸う本人だけでなく、
周囲の他人にまでこれらの害が及ぶことです。
近年、中国大陸の大気汚染の影響で日本国内では、PM 2.5の公害が騒がれていますが、
タバコの煙もPM 2.5以上の害なのです。
ですからタバコを吸う方は、吸う場所を厳格に限定しないと、
あなた自身が公害の発生源と同じ存在になってしまうのです。
禁煙は社会的な常識なのです。
それでも日本国内で、喫煙者は男性 32.2%、女性 8.2%です。
調査では、喫煙により男性は8年、女性は10年、寿命が減ります。
NPO日本禁煙学会(JSTC)は2007年に日本政府へ提出した文書で
「たばこ病」としてがん、心臓疾患、循環器疾患、呼吸器疾患など
260種類の疾患が研究に基づいてリストアップされています。
消化器疾患では、胃潰瘍、十二指腸潰瘍など8。
女性の性機能疾患として、子宮がん、子宮頚がんなど5。
胎児・乳幼児の疾患として、周産期死亡、先天奇形、唇裂、口蓋裂など8。
さらに受動喫煙による主要な病は、
がん、呼吸器疾患、循環器疾患、妊婦の疾患(低出生体重児・子宮内発育遅延)、
小児の疾患(呼吸機能低下・気管支喘息)などです。
タバコの依存性はヘロインやコカイン以上とされ、喫煙が習慣化してしまった後に、
本人の意志だけでは禁煙を成功することはなかなか困難です。
ニコチンの離脱症状は最初の3日間が強く、徐々に薄れていき、3週間ほどでほぼなくなります。
それとともに、味覚が改善したり、咳やたんが減ったり、呼吸が楽になったりと、禁煙の効果が現れてきます。
タバコ病の予防は「最初の一本を吸わないこと」。
最初の一本の喫煙はしばしば興味本位で行われ、とくに未成年が成人喫煙者のまねをして吸い始めますと
成人以上に依存性を来しやすく、喫煙期間も長くなり、健康被害がより大きくなります。
次世代にタバコ病を引き継がないためには、タバコを吸う姿を子どもたちに見せないことです。
さらに確実にファスティングは禁煙が可能となります。
何度もファスティングをしていただきますと自動的に体がたばこを受け付けなくなります。
私は高校時代、全寮制でミッションスクールでもあり、喫煙は即退学でしたので、
喫煙とは生まれてから今日まで全く縁がありません。
喫煙の有害さを知るとますますファスティングで禁煙に移行していただきたいと念願するものです。