断食救人類の書 11 飽食の日本 09 鈍重肝臓 02
甲田光雄医師は自ら名付けた「鈍重肝臓」は民族の興亡を左右するほど深刻な問題であることを提起しておられます。
日本は確かに戦後、日本歴史始まって以来の飽食時代を迎えました。
お腹一杯食べることに生きがいすら見出し、その欲望の罠から逃れることができません。そ
して「鈍重肝臓」という病気は神からの警告だと受け取らなければならないのだと甲田医師は語っておられるのです。
こうした病気の背後には、神が人を創造され、そこに創世記に書かれてある戒めがあるのですが、
さらに甲田光雄医師は社会問題に現れた「鈍重肝臓」について2つの問題提起をされています。
1・増加した自殺と「鈍重肝臓」の関係
日本の自殺者は、2017年の白書で2万1897人で、7年連続で減少していますが、
国際的には高い水準で、世界保健機関(WHO)の統計では、日本の自殺死亡率が、19.5人。
30.8人のリトアニア(15年)や28.5人の韓国(13年)などに続きワースト6位で、
特に女性(11.7人)はワースト3位です。
そして自殺未遂はこの数字の約4倍と言われています。
この背後に「鈍重肝臓」が隠れているのではないかと思われます。
消化管から吸収した各栄養素の代謝、貯蔵を、解毒など多くの働きをしています。
人生には死ぬほど辛い境遇に置かれることも多々ありますが、その時に肝臓が疲れ切って、
「鈍重肝臓」になっていますとそのような気力が湧きあがって来ないのです。
その結果、疲れ果てて自ら命を絶つということになるのではないでしょうか。
「鈍重肝臓」の上に家庭、職場などの人間関係のストレスが加わり、こうした自殺大国になっている可能性があります。
ゆえにまず「鈍重肝臓」の患者を減らすことが、自殺を防ぐ対策なのではないか、そう考えますが、
世間一般ではそのようなことに関心はありません。
肝臓が健康になれば、表情も明るくなり、性格も変革できるのです。
そのように甲田光雄医師は語られます。
私もこの意見には賛同します。
内臓の健康を回復することは、体質も性格も大変革をもたらすからです。
そのために少食健康法があるのです。
できれば超少食にして、コルナロ伯爵のように102歳まで無病で生き生きと人生闊歩できるのですから、
宿便を出し切り、内臓をいつもクリーンに保ちましょう。そのために藤樹の宿でリセットしましょう。