ファスティング(断食)で改善可能な症状 98 甲田療法の分析 01 断食と少食への愚かな批判について
今回、97回にわたり甲田光雄医師の著作から、甲田療法で改善された病気などを中心に紹介させていただきました。
1995年に断食施設を開設して以来、24年間、甲田光雄医師の断食療法は、重要な参考図書でした。
2008年、84歳で亡くなられましたが、私は100歳までは生きられるのではと思って、
八尾市まで、会いにいきませんでした。
それは本当に惜しまれることで今でも後悔しています。
甲田先生が亡くなられて5年後に甲田医院は閉鎖されてしまいました。
藤樹の宿をオープンしてから気が付いたのですが、最近、甲田療法に対して、
かなり厳しい批判される方も出ています。
驚いたのはウィキペディアで「甲田光雄」の項目にその辛辣な批判サイトが記載されていることです。
しかし、甲田医師の著作を指針にしてきた者として、この批判はかなり的外れと言わざるを得ません。
このブログは「治療●●道」というサイトですが、筆者のKさんは、
30年もの長きにわたって甲田療法を実践した方とのこと。
その経験から、多くの問題点が浮かび上がりかなりの点で厳しい批判を展開している方です。
またKさんは、糖質制限の立場から断食、甲田療法の実践者、少食の体験者をかなり辛辣に書いておられますが、
そもそも糖質制限そのものにも問題が多く、甲田療法を批判する根拠としては、かなり問題があります。
私の感想ですが、Kさん自身は、本格的な断食をしていないように見受けられます。
それならば断食体験して断食批判は根底から誤りです。
また、タンパク質不足からの批判も大きな間違いです。
今や世界の30%以上がベジタリアンであり、宗教的な理由で肉を遠さけている食事は、
2000年にわたる歴史があります。
しかもイスラム教の断食が定着している国民は全世界の25%を超えています。
また、キリスト教でも約3割は食事制限をしていますので、
断食、少食の非難、否定ほど愚かなことはありません。
そしてKさんはことの重大さを全く理解しておられません。
日本のわずかな断食や少食で失敗した方のみで批判すること自体ナンセンスです。
聖書が断食をどのように書かれてあるかをまったく読んだことがない方のようです。
Kさんは、まずは世界の65%が読んでいる旧約聖書の断食の項目を100回以上、読んでから、
断食や少食やベジタリアンについて書くべきではないでしょうか。
このような愚かな批判のサイトを、ウィキペディアに記載する見識も疑われます。
甲田医師は、熱心な仏教徒であり、仏教精神に裏付けられた断食、
なかでも1日抜く少食ファスティングを日本に広めようとされておられました。
事実、この運動は大きな輪となって広がっていきました。
それは多くの難病が癒されたという事実があるからです。
藤樹の宿をオープンしてから数ヶ月、病気を持った方の来会も増えてきましたので、
甲田先生の療法の実際的な内容をこのブログで97回に分けて、紹介させていただきました。
今回の連載で気が付いたのは、藤樹の宿でも私自身も体験していることですが、
ファスティングは病気の改善のためにあるということです。
隣国、韓国では今、クリスチャン人口が30%ですが、その大半は、断食して祈って仕事に出かけるのは常識で、
病気も甲田医院で癒された証の数千倍もの体験談が公になっているのです。
死人の甦りなど日常茶飯事です。
日本のインテリでは考えられないほど聖書の癒しを信じているのです。
ゆえにKさんの批判は韓国の2000万人のクリスチャンのしているファスティングどころか、
世界の65%が断食と密接に結びついている宗教人口であることを見逃している
愚かな断食批判となっています。