40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

ファスティング(断食)で改善可能な症状 99  甲田療法の分析 02 西式甲田療法の実践にプラスアルファが必要

甲田療法の手引書「朝食を抜くと病気は治る」に書かれている「実践・西式甲田療法」についてコメントします。
 
 
1・夕食から昼食までの18時間はファスティング。夜食や間食を食べない
 
この甲田療法は正解です。
鶴見隆史医師が「酵素療法」で語っておられるように私たちは寝ている間に栄養素は体に吸収し、
毒素は外に出す仕分けをして、その毒素は、朝から午前中に出すシステムだということです。
この毒を排泄する時間、仕分けの時間に食べたのでは、話になりません。
これは甲田療法の基本だというのはよく分かります。
私もこのことを厳格に守るようになったのは、藤樹の宿を開設するために移住した昨年、4月1日からです。
そして10ヶ月、体の調子は人生で最高に良い状態です。
藤樹の宿では、17時に夕食を出しますので、翌日、12時まで17時間のファスティングとなります。
これを一生涯続けていただくのが私たちの使命だと思います。
 
 
 
2・朝(または午前中)ジュースなど水分の補給をする
 
これも当然です。
私たち藤樹の宿では、季節野菜を中心にしたスムージ。
そして藤樹の宿では、それにプラスアルファで藤樹の宿特製の豆乳ヨーグルトを食べます。
こうした朝食スタイルで10ヶ月になりますが、これもまたいままでにない、胃の調子は絶好調です。
ですから、私たちと同じようにファスティングに来られる方にも提供させていただいています。
水ですが、生水を午前中はしっかり摂取します。
酵素ジュースで生水を摂取するのは反対です。
やはり野菜ジュース、つまりスムージを摂取などして、1日で2㍑を摂取するという甲田医師の方法が正しいでしょう。
生水は体内の老廃物、毒素をデトックスするのに最適な飲み物です。
甲田療法では柿の葉なのですが、藤樹の宿では、安曇川周辺で採取した春の野草「スギナ」、「ヨモギ」、「ドクダミ」のミックス
ステビアの天日乾燥したものを煎じて、薬草茶にしていますが、このような薬草茶が最適と考えています。
甲田医師は柿の葉はビタミンCの補給で勧めておられますが、スギナのビタミンC、カルシウムの含有量は凄いものがあります。
水分補給は空腹時にとり、食事中や、食後3時間はとらないという甲田医師のアドバイスは、確かに胃酸を薄めて、
水の排出が抑えられてしまい、むくみの原因になりますから注意したいものです。
 
 
3・スイマグの使用
 
甲田療法ではスイマグ(海水のエッセンスである苦汁(にがり)をもとの原料とした緩下剤です。
市販されているお薬の大部分が「大腸刺激性下剤」というタイプで、腸の神経を刺激することで排便を促します。
作用が強いので、場合によっては腸内の粘膜に炎症をきたすことがあります。
胃腸などの働きが悪く、ファスティングを始めてみると便が出ない方もあります。
また宿便を出すプログラムでは必ず必要なものです。
 
 
 
4・塩分補給
 
ファスティングでは、塩は重要な意味があります。
空腹時は、肝臓でエネルギーが合成されますので、その時にナトリウムが必要となります。
また夏場では汗をかきますので、塩分は補給しなければなりません。
もちろん塩の取り過ぎはよくないのはいうまでもありません。
実際、外食やインスタント食ではかなりの塩分が使用されています。
塩が問題視されるのは血圧です。しかし、あまりにも減塩しすぎるのも問題です。
塩分摂取の1日あたりの目標量は、厚生労働省「日本人の食事摂取基準」で成人男性9g未満、成人女性7.5g未満です。
昔から、命の塩といわれます。
藤樹の宿では、ファスティング中に塩分補給は、日本の発酵食品の中核、味噌です。
味噌汁に含まれる塩分で十分です。
韓国の断食施設で、施設の入り口になった塩の山には驚きました。
あれは過剰すぎます。
 
 
 
5・噛むことの指摘がない甲田療法
 
甲田療法を97回連載してきて、かなり気になったことがあります。
それは玄米菜食や野菜中心の生菜食で、一口100回以上噛むことのすすめが一切ありません。
やはり噛むことで唾液酵素活性酸素を撃退できますので、この食事療法はしっかり咀嚼していただきたいのです。