少食ファスティングの基礎・玄米菜食
本草綱目(ほんぞうこうもく)は日本の医学に多大な影響を与え、 そこで玄米は明確な薬用食だと断定されています。 そしてまさに玄米は完全食なのです。 日本では白米が大半ですが玄米こそ完全食であり薬用食なのです。 玄米の成分は水分15.5%、タンパク質6…
琉球大学名誉教授、伊藤悦男さんの研究によれば、 長年の基礎医学の研究で穀物の抗がん作用があることを発見し、中でも玄米の効用があるといいます。 では玄米のどこがどのように効用があるのか、その玄米エビデンスを紹介していきましょう。 穀物は食品の中…
がん免疫療法は大きく2つの種類に分かれます。 1つは、がん細胞を攻撃し、免疫応答を亢進する免疫細胞を活かした治療で、 アクセルを踏むような治療法といえます。 もう1つは、免疫応答を抑える分子の働きを妨げることによる治療で、いわばブレーキをはずす…
現在、一般的に行われているがん治療は、 外科治療(手術)、化学療法(分子標的薬を含む抗がん剤による治療)、放射線治療の3つで、 これらを総称して三大がん治療といわれています。 この三大がん治療に加えて、近年“第4のがん治療”として注目されているの…
1997年7月、世界がん研究財団と米国がん研究財団は 「Food,Nutrition and the Prevention of Cancer:a global perspective」 のタイトルで670頁に及ぶ膨大なレポートを発刊しています。 このレポートはいままで食生活とがん予防に関する世界で発表された …
現在、「ゲノム解析」によってがんがさらに解明され、また新しい医療がはじまりつつあります。 最近では、がんにかかわる遺伝子のレパートリーは数百ほどで、 そのなかから、臓器や細胞に適したものがいくつか活性化または不活性化されて、がんになると考え…
「再発と転移」は、患者にとってがんが怖いとされている大きな理由ですが、 この再発を起こすのは「普通のがん細胞とは異なる『がん幹細胞』である可能性が高い」ことがわかってきました。 幹細胞とは自己複製能力と多分化機能を持っている細胞をいいます。 …
日本のがん罹患者数は年々増加し、最近では年間約100万人が新たにがんを発症し、 死亡者の3人に1人にあたる約37万人ががんで亡くなっています。 近年の統計からは、日本人の2人に1人が生涯に一度はがんに罹り、 男性の4人に1人、女性の6人に1人がが…
「がんが見つかったら嫌だから」—そんな理由でがん検診を拒否している人も多い。 患者自身の意識の低さもあるが、医者側にも原因はあるようです。 ある医師は、 「本来は、がんにならないことが一番いいのですが、日本の医師は患者を『治す』ことにしか関心…
高齢化が進むにつれてがんに罹る人が増え、医療が追い付いていかない。 その結果、がんで死ぬ人が増えていきます。 しかし、それだけでは説明がつかない事実があります。 考えてみれば、日本では特に急速に進んでいるとはいえ、高齢化は欧米諸国でも問題とな…
私たち人間が物を噛む時は、最大で体重の2~3倍の強い力で噛み砕きますが、 現代の食べ物は軟らかい物が多く、口の中に入れるとお粥状態になって、すぐ飲み込めてしまい、 噛むという行為自体が無くなってしまいました。 噛むということは、食べ物を小さく…
「ごはんは太る」というのは、科学的にはまったく根拠のないことです。 中でも玄米は、太りにくい食べ物です。 その理由にインスリンの分泌を低く抑えるという点があります。 アメリカのスタンフォード大学の研究グループが、 ごはん、パン、ジャガイモを摂…
マクガバンレポートで指摘されていたなかに、 ビタミン、ミネラルの不足の指摘がありました。 M委員の一人、パーシィ議員は 「1965年にアメリカ農務省の報告は信じられなかった。 ビタミンA、C、B2、鉄、カルシウムなど多くの栄養素の欠乏が 広範囲の家…
マクガバンレポートでは、ガンなどの生活習慣病は、 現代の間違った食生活が原因となって起こる「食源病」だと断定しました。 間違った食生活を日本でも研究しておられた方がおられます。 近藤 正二博士 (1893年- 1977年・医師、細菌学者、衛生学者、医学博…
マクガバンレポート(Mレポート)は1977年に発表され、 アメリカ全土に多大な衝撃を与えました。 中でも医療の世界に与えた影響は計り知れません。 Mレポートでは、食事改善でガンは20%、心臓病は25%、糖尿病は50%減らせると書いていますが、 …
「認知症」は病名ではなく、 認識したり、記憶したり、判断したりする力が障害を受け、社会生活に支障をきたす状態のこと。 この状態を引き起こす原因にはさまざまなものがありますが、 「アルツハイマー病(アルツハイマー型認知症)」もそのひとつ。 現在…
玄米は圧力鍋で美味しく炊けるのですが、最近は電気釜で十分です。 私の母は東城百合子先生の本の通りに圧力鍋に土鍋を入れて、 炊いて一人で食べていました。 ちょうど一人で食べるのならばこの方法は 大変、美味しい玄米食を楽しく食べられますのですおス…
玄米菜食やマクロビで陥りやすいのが、 これ以外の食事を絶対悪としてしまう玄米原理主義です。 私も厳格な玄米菜食家族で実践していた家庭を知っていますが、 4人の子供たちは頑固な玄米原理主義の父親にどれほどの反発をしていたことか、 知らぬは本人の…
Mレポートで元禄以前の日本の食事が最も理想的な食事と報告されてから、 アメリカで日本食ブームだけが先行しましたけれどもMレポートでは、 どうして「元禄以前の食事」と報告したのでしょうか。 まず歴史的に明確なのは、元禄時代以後は、江戸を中心に白米…
アメリカで1977年に「アメリカ上院栄養問題特別委員会レポート」 (マクガバンレポート略してMレポート) が公になり、 まさにアメリカでは、喰い改め運動が起こりました。 この委員会は後の大統領候補となった マクガバン委員長、パーシィ議員、ドール…
ジェラルド・フォード(1913年7月14日 - 2006年12月26日)代目として 1974年にアメリカ大統領に就任し、翌年、ベトナム戦争を終結させましたが、 もう一つ重要なことは、マクガバン・レポートです。 当時のアメリカはがん、心臓病、高血圧、など生活習慣…
がんを筆頭に増加の一途であります脳血管障害、心臓病、糖尿病、高血圧症などの 生活習慣病はどれもいのちにかかわる重大な病気です。 40年前前、つまり1970年まではあまりみられなかったこれら生活習慣病は、 まさにそのかかった人の生活習慣病、生活環境…
慢性疾患の代表ががんです。 がんの治療は日本の場合、三大治療(外科手術、抗がん剤治療、放射線治療)が大半を占めています。 しかし、船瀬俊介著「抗がん剤で殺される」に書かれていますが、 これらの治療で助かる方もありますが、船瀬さんは逆にこの三大…
ようやく救命医療は先進国並みにこの30年間で到達し、 この間、阪神淡路大震災ではボランティアの活躍でボランティア制度も生まれ、 医療面のNPOが誕生しています。 また医療技術もⅩ線からCT、MRIは標準となり、PETなど医療機器はかなり進歩しています。 …
沖縄26ショックから20年、沖縄はどうなったかといいますと更に悪化しています。 2015年の調査で何と男性の平均寿命が、22位から7ランクも低下して、30位に転落。 女性も3位になり、併せて「沖縄33ショック」というそうです。 26ショックから沖…
私の手元に琉球大学名誉教授で医学博士、伊藤悦男氏の書かれた 「がん患者は玄米を食べなさい」があります。 玄米の力を医学と科学的に用いたがんの改善記録書です。 この本をベースにして、要旨をまとめ、解説をしていきます。 このコーナで玄米食の凄さを…
植物ステロールは、豆類や穀類の胚芽に多く含まれている成分です。 食事でとったコレステロールの小腸からの吸収を抑えて、血中のコレステロールを下げます。 吸収されなかったコレステロールは体外に排出されます。 植物ステロールは、植物胚芽に多く含まれ…
古代ギリシャの人々も、食物繊維が便秘の予防に良いと知っていたのです。 その後、色々な健康に関わる研究者が研究を進めていくうちに、 食物繊維への関心が高まっていきました。食物繊維の歴史は古代ギリシャにさかのぼります。 そのころから小麦ふすまは便…
フェルラ酸ってなに? フェルラ酸は植物の天然化学物質と呼ばれるフィトケミカルスの一つで、 植物の葉や色素、香り成分、アクなどの成分から発見されました。 フィトケミカルスは、強い抗酸化・抗菌作用があり、 体の免疫機能を整える働きや活性酸素を取り…
植物や動物、わたしたちの体内にも広く存在する、天然アミノ酸のひとつ。 γ-アミノ酪酸(Gamma Amino Butyric Acid)を略して、GABA(ギャバ)と呼ばれています。 アミノ酸といえばたんぱく質を構成するものが有名ですが、それらとは異なり、 ギャバは主に脳や…