少食ファスティングの基礎 玄米菜食 104 玄米食で病を癒す 25 がんを改善する玄米食 25 玄米は薬用食 01
琉球大学名誉教授、伊藤悦男さんの研究によれば、
長年の基礎医学の研究で穀物の抗がん作用があることを発見し、中でも玄米の効用があるといいます。
では玄米のどこがどのように効用があるのか、その玄米エビデンスを紹介していきましょう。
穀物は食品の中心的存在として、何千年も日本人を支えてきました。
作家の嵐山三郎さんは「日本ごはん党」を主宰して米食の普及しておられますが、
面白い文章があります。
「日本のお米には歴史、伝統、文化が米一粒にある。その中に稲霊が宿っている。
それゆえに祭事には米を食して、新しい生命をいただくしきたりがあった」といいます。
確かに卑弥呼は玄米を食べて80歳を生き、古代米はビタミン、ミネラルが多く含まれる長寿食でした。
日本に米が伝えられて二千数百年、これまで品種改良されて今日のお米文化を築いてきたのです。
しかし、戦後のGHQ占領政策で日本人はお米を食べていたから戦争を起こしたという調査から、
「対日小麦戦略」を作成し、お米を食べないで小麦粉(パン食)を普及させて、
日本人の食事はいつの間にかパン食になっていきます。
しかし、あるサイトで「朝パン党の人は、要注意!朝ごはん党の方が年収が高いという衝撃の事実」というのがありましたが、
その中で「財界人のアンケート調査結果によれば、年収1,000万円以上の人の9割以上が、ごはん党だそうです。
そしてごはんの方がパンに比べ、優位な点は、粒食であるため、
ゆっくりと糖に消化されるので、急激な血糖値上昇とならない点が挙げられます。
高血圧予防にもなります。また、消化が悪いので、腹持ちがするので、過食とならないという優れた利点があります。
パンに比べ太りにくいということです。
さらに消化が悪いということは排便がすっきりできるという効果があります。
こういった健康面での影響を高所得者は体験的に学んでいることから、ごはん党になっているものと思われます。」とありましたが、
日本の伝統食、お米は日本に定着した文化そのものです。
たくさんのお米を所有していることが富と権力の象徴でした。
何万石というお米の取れ高で各藩の勢力が分かる長い日本の政治をみればわかります。
しかもお米には他の食べ物と比べても格段に優れた栄養素を持っています。
ただ米、主に玄米食は日本だけではなく、アジアでも食べられていますが、
中国の資料には黒米玄米を発見したことで大出世したそうで、
縁起の良い米として宮廷で食べられたそうです。
世界三大美人といわれた楊貴妃も黒米は美容のために食べていたといいます。
また本草綱目
(中国の本草学史上において、分量がもっとも多く、内容がもっとも充実した薬学著作である。作者は明朝の李時珍(1518年 - 1593年)で、1578年(万暦6年)に完成、1596年(万暦23年)に南京で上梓された。日本でも最初の出版の数年以内には初版が輸入され、本草学の基本書として大きな影響を及ぼした。中国では何度も版を重ねたが、日本でもそれらが輸入されるとともに和刻本も長期に亙って数多く出版され、それら和刻本は3系統14種類に及ぶ。慶長12年(1607年)、林羅山が長崎で本草綱目を入手し、駿府に滞在していた徳川家康に献上している。これを基に家康が本格的に本草研究を進める契機となる)
でも黒米=玄米は、薬用米と書いています。