40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

少食ファスティングの基礎 玄米菜食 78 玄米食の基本 69  玄米菜食 玄米の栄養素 21 玄米とダイエタリーファイバー(食物繊維)

古代ギリシャの人々も、食物繊維が便秘の予防に良いと知っていたのです。

その後、色々な健康に関わる研究者が研究を進めていくうちに、

食物繊維への関心が高まっていきました。食物繊維の歴史は古代ギリシャにさかのぼります。

そのころから小麦ふすまは便秘予防にいいことは知られていたのですが、

食物繊維は、「エネルギーにならない」「必要な栄養素まで消化・吸収されにくくしてしまう」

食べ物のカスだと考えられていました。

また、食物繊維が多く含まれていると食感が損なわれるので、

人々の嗜好に合わせてやわらかくて食感のよい食品がつくられてきました。

1930年代になってケロッグは小麦ふすまに関心を持ち、便秘患者・大腸炎患者への影響を確認しました。

英国人医師のヒップスレーは「ダイエタリーファイバー(食物繊維)」という言葉を

はじめて使用したことで歴史に残る人物となりました。

 

1930年代

アメリカ 穀類製造業ケロッグ

小麦ふすまに関心 便秘患者・大腸炎患者への影響を確認

イギリス マッカリソン博士

全小麦パン・豆・果物を多く食べているフンザ人は健康長寿である

イギリス ウォーカー博士

アフリカ原住民と白人についての疫学的研究を行う

心臓疾患・動脈硬化症の発症率が低いのは低脂肪食や高繊維食を摂ることが重要である

 

1953

イギリス ヒップスレー医師

「ダイエタリーファイバー」という言葉を最初に使用

 

1971

イギリス バーキット博士 「食物繊維仮説」を発表

食物繊維の摂取量が少ないと大腸ガン発生のリスクが高くなる

 

 

食物繊維の定義は、現時点ではすべての研究者の合意に基づいたものではありません。

1940年代からアフリカで医療活動を行っていたイギリスの医者バーキットやトロウェルは、

先進諸国に多く見られる大腸憩室症、糖尿病、胆石、動脈硬化症、虚血性心疾患などが

アフリカの住民に少ないのは、食物繊維の摂取量が多いことによるものではないか

という見解を発表しました。

はじめトロウェル博士は「ダイエタリーファイバー(食物繊維)」を

「ヒトの消化酵素で分解されない植物細胞壁成分」と定義しました。

しかし、研究が進むにつれて、それ以外にも同様な生理作用をもつ物質があることが分かってきました。

現在、世界共通の定義は議論されているところですが、

日本では「(植物性食品だけでなく、動物性食品起源も含めて)

人の消化酵素で消化されない食物中の難消化性成分の総体」という考え方が

一般的に受け入れられています。

これによれば、植物に含まれるセルロース、リグニン、ペクチンや、カニ・エビなどの

甲殻類に含まれるキチン、キトサン、デンプンの一部が

非消化性のレジスタントスターチなども食物繊維に含まれます。

 

大塚製薬公式サイトから引用)