少食を実践する効果 19 宿便が原因の病気 09 断食による体質改造 02 脳血流の減少
断食で血管の内腔が広がり、高血圧が治るというケースです。
加齢とともに血管が硬化していきますが、
そのためにそれを防ぐ研究は多くなされていますし、
クスリも開発されていますが、断食はこのような血管が
硬化を根本的に治すものなのです。
断食で高血圧も動脈硬化も軽快になるのです。
まず血圧がなぜ上がるか。
1・脳血流の減少
脳は人体の中で最も血液を必要とします。
重量は全体重の2%ですが、全消費エネルギーの18%を使用しています。
皮膚や筋肉などは全体の52%を占めていますが、
全消費エネルギーの25%しか使用していませんから、
いかに脳は多くの血液を使用しているかです。
脳100gに1分間で70㏄の血液が循環しないと正常な機能が発揮できないのです。
もし、これを下回れば、つまり1分間で50㏄以下の血液しか循環しなくなると
老人性痴ほう症予備軍になります。
また、肉や卵など飽和脂肪酸を多く含む食べ物や
白砂糖がたくさん入っているケーキなどを毎日、食べ過ぎていますと
動脈壁にコレステロールなどの脂肪の塊が沈着し、
次第に血管内の内腔が狭くなっていきます。
その結果、脳に行く血流量が減り、脳の機能が十分発揮できず、
血圧を上昇させて必要な血液量を送ろうとして高血圧になります。
この時にあわてて血圧のクスリを下げるクスリで対処するのは危険です。
血圧を下げて、脳に行く血流量を減らしてはもともこうもなくなるのです。
しかし、断食すると体内の大掃除をしてくれますので、
動脈壁に沈着している脂肪の塊もエネルギーに利用されますので
動脈の内腔が広くなり、弾力も復活し、血圧は正常値になるのです。
まさにこれぞ断食による、自己融解での効用です。
2・アレルギー体質がよくなる
現在、アレルギー性疾患、なかでもアトピー性皮膚炎が増加していますが、
甲田医院にも多くの患者が来院されていたようです。
現代医学の治療を受けてもなかなか改善されず漢方など様々な治療をした挙句、
甲田医院に来院されるというわけです。
このアトピー性皮膚炎に対する甲田医師の見解と対応です。
原因は
1・よく食べる人に多い
2・これは宿便が大量に渋滞しているからだ
3・そして腸管内で腐敗が続き有毒ガスが出て
4・胃腸粘膜に異常が起こり、
5・ビランや微細な傷がつく