40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

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大豆|除去食と代替食|公益財団法人ニッポンハム食の未来財団

 

 

 

世界の最長寿国になった日本。

この要因の一つとして注目されるのが、栄養バランスの良い日本食です。

日本人は古くから、米、魚、大豆などを食べ続けており、

大豆をうまく食生活に取り入れてきたことも、

現在の長寿につながっていると考えられます。

大豆(乾燥)の約30%はたんぱく質です。

この大豆たんぱく質は、必須アミノ酸がバランスよく含まれた良質なものです。

大豆たんぱく質には、血中コレステロールの低下作用、

肥満の改善効果などの生理機能があるといわれています。

また大豆には、脂質、炭水化物、食物繊維、カリウム、カルシウム、マグネシウム

鉄、亜鉛、銅、ビタミンE、ビタミンB1葉酸など様々な栄養素が含まれます。

一方、大豆はコレステロールを全く含んでいません。

このようなことから大豆は自然のバランス栄養食ともいえます。

1712年にオランダの植物学者ケンペルがヨーロッパに大豆を伝えました。

その後ドイツで、大豆は「畑の肉」とネーミングされました。

それは、大豆が肉に匹敵する量のたんぱく質を含んでいることがわかったからです。

たんぱく質は人間の筋肉や内臓やなど体の組織などを作っている成分であり、

生命維持に不可欠な重要な栄養素です。

必須アミノ酸をバランスよく含むたんぱく質を、

栄養価の高い“良質のたんぱく質”と呼びますが、

肉や卵はこの良質のたんぱく質を豊富に含む代表的食品です。

一般に植物性食品のたんぱく質は栄養価が劣りますが、

大豆のたんぱく質は肉や卵に負けない良質のたんぱく質です。

しかも大豆には他の作物よりずっと多い量のたんぱく質が含まれています。

また、大豆たんぱく質の消化吸収率は、納豆で91%、豆腐では95%であり、

とても効率のよい食品といえます。

ちなみに、アメリカでは大豆を「大地の黄金」と呼んでいるそうです。

 

大豆に含まれる成分

大豆には上記のグラフのような成分のほかに

・総コレステロールを低下させる大豆レシチン

ビフィズス菌を増殖させる作用のあるオリゴ糖

・抗酸化作用、またコレステロールなど血中脂質の低下が期待できる大豆サポニン

 

小さな豆ですが、たくさんの仕事をする働きものです。

 

・大豆に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンの1つである

エストロゲンの分泌を促す働きがあります。

エストロゲンが分泌されることで、更年期障害の症状を和らげることができます。

女性は年齢とともに卵巣の機能が衰えていきます。

更年期障害エストロゲンの分泌量が減ることで、

さまざまな症状があらわれます。

また、年齢以外にも無理なダイエット、ストレス、

喫煙などの生活習慣が原因でエストロゲンの分泌量が減少します。

大豆を摂ることで、エストロゲンの分泌量を増やし、

更年期障害の症状が改善できます。

大豆に含まれるレシチンには、脳の働きを活性化させて、

集中力を高める働きがあります。

脳を構成している神経細胞のグループのことをニューロンといいます。

ニューロン同士を結合する部分であるシナプスから分泌される神経伝達物質により、

情報を管理しています。

レシチンは、神経伝達物質を合成する成分となります。

そのため、レシチンの働きにより記憶力、集中力が高くなります。

大豆には骨に必要なカルシウムや骨から

カルシウムが溶けださないように調節する働きがあるイソフラボンが含まれています。

大豆に含まれるカルシウムを摂ることで骨を強くし、

イソフラボンが骨にカルシウムを蓄えられます。

そのため、大豆を摂ることで骨粗しょう症の予防につながります。