40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

発酵食パワー 02 100歳まで元気な秘密は  

免疫力を高めるには、

白血球に含まれる免疫細胞のリンパ球を正常に働かせる必要があります。

なかでもリンパ球の「ヘルパーT細胞」(注・01)は

1型、2型があり、これらが均衡捨て、体の健康を維持しています。

しかし、食生活が乱れたり、ストレスが加わると2がたが優位になります。

すると花粉症、アトピー性皮膚炎などアレルギー反応が強く出るようになり、

発がんの危険性も高くなります。

ゆえにヘルパーT細胞の1月、2型のバランスを常に保つことが

病気を防ぐことが重要なことになります。

それに大きな役割を果たすのが、発酵食です。

それは免疫をコントロールするリンパ球は、

その60~70%が腸内に集中していますので、

腸の働きが免疫力に大きな影響を及ぼします。

発酵食は善玉菌を増やす不思議な食材なのです。

代表的な発酵食は、味噌、醤油、ヨーグルト、チーズなど

発酵の過程で乳酸菌豊富に含まれていますが、乳酸菌には、

1型を活性化する働きがあり、2型が優位になったときに

2つのバランスを整えるのに有効なのです。

「花粉症には、ヨーグルトが効く」は正解だったのです。

もちろん納豆も同じです。

つまり日本食になくてはならない日本の発酵食を取り入れることは、

腸内環境を整えて、リンパ球の働きを正常に保ち、

免疫力をアップさせていきます。

さて、白澤医師は、アンチェイジング専門医なので

100歳以上の方の腸内環境についてこのように書いています。

20歳~70歳までは腸内環境は大きな差がないものの、

100歳以上だと大きく腸内環境は異なると言います。

その差は

イソフラボン(注・02)を

植物性エストロゲン(注・03)に変化させたり、

腸炎の発症効果がある腸内細菌が増えているのです。

つまり人間の腸内環境は加齢とともにバランスが崩れ、

様々な炎症が起こります。それを老化(注・04)なのです。

しかし、100歳以上の方は

1・加齢によって起こる炎症に対処できるように、腸内環境が変化したから

2・腸内環境にその適応できる変化が起こった人が100歳を元気で迎えられた

とすれば加齢による炎症を抑えるには超な環境づくりであり、その鍵は「食」です。

 

 

(注・01)ヘルパーT細胞

外から侵入した異物を直接、取り除く働きはしないものの、

サイトカインと呼ばれるたんぱく質を蓄生して、

他の免疫細胞の働きを活性化する司令塔の役割を果たす。

リンパ球の一種。免疫反応に関与するT細胞の一種で、

B細胞の分化と抗体の産生を促し、

マクロファージやキラーT細胞を活性化させるはたらきをもつ。

 

(注・02)イソフラボン

ポリフェノールの一種。体内で女性ホルモンである

エストロゲンと似た作用をもつ色素成分。大豆、きな粉、納豆、豆腐、油揚げ、

味噌など、主に大豆製品に多く含まれる。

骨の代謝に深く関与し、骨量の保持や増加作用をもつほか、

女性ホルモンの激減の緩和、血中アルコール値の低下、

中性脂肪値・血圧値の正常化作用、動脈硬化など生活習慣病の予防・改善などに

効果がある。

 

(注・03)植物性エストロゲン

 

外因性内分泌かく乱化学物質(環境ホルモン)のうち,

植物由来のエストロゲン活性物質を植物エストロゲンという.

フィトエストロゲンともよばれ,マメ科に含まれるゲニステインやダイゼインなどの

イソフラボン誘導体などが知られている.

これらが動物体内に摂取されると,エストロゲンの生合成や代謝に影響を及ぼし,

エストロゲン類似作用と抗エストロゲン作用を及ぼし,

生殖異常や胎児の成長異常を引き起こすことが報告されている.

一方で,一定量以下では乳がん前立腺がんを予防するとされているものもある.