発酵食で病気知らず 13 腸内環境 12 ガンを予防するには 07 ガン発生のメカニズム 06 デザイナーフーズ計画 04 ショウガ
熱帯アジアが原産説ですが、野生のショウガが発見されたことがないため
ショウガの原産地は厳密にはいまだに不確定なのです。
インドでは紀元前300 - 500年前にはすでに保存食や医薬品として使われ、
中国でも論語の郷党編の中で孔子の食生活にはじかみの記述があり、
紀元前650年には食用として利用されていたようです。
日本には2 - 3世紀ごろに中国より伝わり奈良時代には栽培が始まっていることは
『古事記』に記載があります。
また、中世のヨーロッパではショウガの需要がコショウに匹敵するほど高まり、
14世紀のイギリスでの相場はショウガ1ポンド(約450グラム)で
ヒツジ一匹の価格に相当したといいます。
ヨーロッパ人が植物としてのショウガを初めて見て記録したのは、
13世紀にマルコ・ポーロがインド・中国で見た時のものが
初めてであるということです。15世紀末に新大陸が発見されると、
ショウガはすぐに栽培作物として持ち込まれ、
16世紀半ばには西インド諸島はショウガの産地となったのです。
ショウガ8つの効能
1.糖尿病のリスクを下げる
科学者たちは研究の結果、ショウガに含まれるいくつかの活性化合物が、
2.生理痛を和らげる
ショウガの鎮痛効果について調べた研究によると、
もっとも効果が高かったのが生理痛の緩和だったそう。
また、生理中にショウガ茶を飲むと、
吐き気を軽減させることもできることがわかったようです。
3.抗炎症作用がある
ナッツ、シード類、豆類、全粒粉などの農産物と同様、
ショウガには植物栄養素(フィトケミカル)と呼ばれる
抗酸化物質に似た化合物が含まれています。
4.胃の調子を整えることができる
様々研究で消化器官に複数のメリットをもたらすことが明らかになっています。
とりわけ、吐き気、胃の不調、嘔吐などの原因となる
胃腸管の一部に作用しているらしい。
5.つわりを和らげる
胃腸の不快感に関連して、妊娠中の女性が抱える悩みにも役立ってくれるようです。
6.心臓病予防に効果的な可能性がある
ショウガに含まれる抗炎症化合物は、慢性疾患のリスクを軽減できるのだとか。
2016年に実施された再調査の結果、しょうがを定期的に摂取することにより、
偽薬と比較してコレステロール値と血糖値が下がったことがわかったようです。
7.がんのリスクを下げる可能性がある
ショウガが持つ細胞保護作用は、特定のがんに対する長期的な
リスクを軽減できるかもしれないそう。
なぜなら、しょうがやその他のスパイス類が、DNAの変化、細胞死、
がん細胞の増殖などを引き起こす細胞活動を低下させるから。
また、腫瘍を化学療法や放射線療法などで治療する際には、
感受性を高める助けとなるかもしれないとも。
それは慢性疾患の万能薬ではないけれど、
その他のスパイスや野菜などの食材と一緒に定期的に摂取することにより、
健康全般にメリットをもたらしてくれる可能性があるとのこと。
8.減量の助けになる
小規模で行われた複数の研究によると、ほかの植物エキスと
一緒にショウガを摂取することによって、ある程度の減量効果がみられたそう。