40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

発酵食パワー 07 発酵と発酵食品 06 かつお節 

カツオの肉を煮熟してから乾燥させた日本の保存食品です。

なお、おかかは鰹節または削り節のことです。

サバ科のカツオを材料とし、

魚体から頭・鰭・腹皮と呼ばれる腹部の脂肪の多い部分を切り落とし、

三枚以上におろし、「節」と呼ばれる舟形に整形してから

加工された物を鰹節と言います。

鰹節は節類の代表的なもので加工の工程や製品の形状の名称が共通しています。

三枚におろしたものを亀節、三枚から背と腹におろしたものを本節、

本節の中でも背側を使ったものを雄節(または背節)、

腹側を使ったものを雌節(または腹節)といいます。

鰹節はだしをとるという使い方だけではなく、

栄養面から見てもおすすめできる食品です。

鰹節ならいろいろな料理にさっとかけるだけで食べられるので、

栄養価アップのためにもどんどん使っていきましょう。

鰹節は魚の栄養素がぎゅっと凝縮された食品で、

さまざまな栄養素を含んでいます。

1回の使用量は少ないですが、調理の手間が要らずトッピングするだけでも

簡単に食べられるので、健康管理に役立ててみましょう。

 

1・ たんぱく質

意外かもしれませんが、鰹節は高たんぱく質食材です。

たんぱく質のとれる食材には魚や肉、豆類、乳製品、

卵といったさまざまなものがありますが、

鰹節はかつおの身の水分が抜けている分栄養素が凝縮されており、

効果的にたんぱく質をとり入れることができます。

鰹節に含まれるたんぱく質の量は、100g中に77.1gです。

春獲りかつお100gあたりのたんぱく質量が25.8gとなっているので、

比較すると鰹節のたんぱく質量の多さがわかります。

しかし、鰹節は1度に食べる量がわずかであるという点を考慮しなくてはいけません。

実際に、1食で食べる鰹節の量を5gとすると、

たんぱく質量は3.9gにまで落ちてしまいます。

しかし、卵1個のたんぱく質量が6.2g、牛乳は100ccで3.3gとなっており、

少量でたんぱく質がたくさんとれる鰹節は、

やはりたんぱく質源としてはとても魅力的な食品です。

 

2・鰹節に含まれる栄養素

必須アミノ酸

たんぱく質は、20個のアミノ酸が組み合わせて構成されています。

なかでも、人の体内で構成することのできないアミノ酸必須アミノ酸と呼び、

9種類のアミノ酸必須アミノ酸に分類されています。

必須アミノ酸】イソロイシン・ロイシン・リジン・メチオニン

フェニルアラニン・トレオニン・トリプトファン・バリン・ヒスチジン

 

この必須アミノ酸をバランス良く含む食品は「良質のたんぱく質」と呼ばれ、

アミノ酸スコアは最大100で表されます。

100に近いほどヒトにとって理想的なアミノ酸組成であるということができ、

アミノ酸スコアが100の鰹はまさに良質のたんぱく質なのです。

鰹節に含まれるアミノ酸には、乳幼児の成長には欠かせないヒスチジンや、

血中のコレステロールを下げたり血圧を正常に保ったりする働きのある

タウリンが含まれています。

鰹節は小さなお子様から高齢の方まで、

家族全員の健康をカバーできる優れものです。

 

3・ カルシウム

カルシウムは骨や歯の形成に欠かせない重要なミネラルです。

また、それ以外にも出血を予防する、

筋肉の興奮を抑えるといった働きを持っています。

日本人は慢性的にカルシウムが不足しており、

乳製品や小魚といったカルシウムの多い食品の摂取が勧められています。

 

4・健康食材鰹節を毎日使おう!

鰹節には鰹の栄養が凝縮されており、

さまざまな栄養素を効果的に摂取できるというメリットがあります。

日持ちがするので保存しやすく、調理の手間がかからないという点も魅力的です。

健康食材の鰹節を上手に活用して、毎日の健康管理に役立てましょう。