40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

少食実行の注意事項 03 食欲に勝てず神経性食思不振症に

超少食ファスティングともなれば更なる食欲の誘惑はきつくなります。

ましてや今まで何でも食べ放題の食生活に浸ってきた場合、

それをリセットすることは容易なことではありません。

3つの欲、すなわち

1・食欲

2・性欲

3・睡眠欲

ではいうまでもなく、最も強いのは1の食欲です。

人間である以上、1に勝てる人は皆無であるといえます。

これまで大好きだった

ラーメン、カレー、ケーキ、お菓子など食べたい欲望に負けたら、

もう歯止めが効きません。少食などどこかに吹き飛んでしまうのです。

そして最初は戻そうとしますが、ズルズルと後退していき、

食べ過ぎというドツボに引き戻されていきます。

これではダメだとまた奮起して、

チャレンジしても長続きせずに次第に後退につぐ後退で

元の木阿弥となっていきます。

そもそも超少食ファスティングにチャレンジする人は、

一般的に負けず嫌いな方が多く、このような後退、

そして自分の欲望に負けたことへの屈辱感、絶望感に覆われてしまいます。

そして過食症はそれが更に病的になってしまった方なのです。

この超少食ファスティングを継続できないという喪失感、自己嫌悪は今度は、

神経性食思不振症(注・01)となってしまいます。

この精神疾患になる前、動機は大半がダイエットです。

しかし、まじめで負けん気が強いので徹底したダイエットをしますから、

その反動も凄まじいことになります。

つまり本当の食欲の怖さを知らないのです。

ダイエットを開始した時は成功し、結果もでますが、

その反動でリバウンドしますと食欲を止めることはできなくなります。

そして罪責感から食べたものを嘔吐することになります。

食べては吐くということを繰り返していますと

胃と腸の機能が急速に衰えていきます。

胃の処理能力が衰え、食べたもので胃がもたれて

胃部膨満感に苦しむことになります。

そして食べれば苦しくなりますので、怖くて食べられないけれども、

食べたくなるのでまた食べると胃部膨満感に襲われ、

また嘔吐するうという過食嘔吐になります。

 

 

(注・01)神経性食思不振症

摂食障害は食行動の重篤な障害を特徴とする精神疾患です。

極端な食事制限と著しいやせを示す「神経性食欲不振症」と、

むちゃ喰いと体重増加を防ぐための代償行動を繰り返す

「神経性過食症」とにわけられます。

いずれもやせ願望や肥満恐怖をもち、自己評価に対する

体重・体型の過剰な影響があります。

摂食障害は食行動の重篤な障害で、一般に「拒食症」と呼ばれる

神経性食欲不振症(AN: anorexia nervosa)と

過食症」と呼ばれる神経性過食症(BN: bulimia nervosa)とに分類されます。

診断基準としてアメリカ精神医学会のDSM-IVがよく用いられます。

ANは10~19才に多く40才以上は稀で90%が女性です。

ダイエットや胃腸症状・食欲不振を契機に発症します。

多くの場合、発症前に心理的社会的ストレスを経験しています。