40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

超少食実践者 コルナロ語録・解説 03 真の健康は食欲を抑えること

【コルナロ語録 03 】
こうして食を極端に減らして数日後である。
この食習慣が自分にあっていることに気が付いた。
そして1年もたたぬうちにすべての私の病気が消えてなくなったのである。
そして健康を取り戻すと、私は節食について真剣に考え始めたのである。
私のような末期的な重症の者が、食を節(超少食に)することで治るなら、
それによって健康も維持できるし、さらに体質も改善されるに違いない。
私はすぐさま自分の体質に合った食べ物を見つけることにしたのである。
そして私が試みたのは、「口に合うものは体にも合う」という格言の真偽を確かめることだった。
結論からいうとこの格言は間違っていた。美味しいものの中に私の胃に良くないものがあったのだ。
そして自分の胃に合わない肉、ワインを退け、経験上、胃が容易に消化するもので、量を少なくすることに徹底したのだ。
そして満腹感を覚えるまで飲食せず、常に食欲を残して食卓を離れたのである。これは格言に「健康は食欲を抑えることからだ」とあり、これに従ったのである。
 
(83歳の講和-01「無病法」27-28頁から)
 
 
 【解説 03】 
コルナロは医師団のいうことに従い、食を自らの意志で抑えて「超少食」にしたところ、
1年もたたないのに死の寸前までいった病気が嘘のように吹っ飛んだという体験をしました。
私自身もコルナロのような体験をしました。
2年半前にある問題から、正真正銘鬱状態になり、このままでは自殺に追い込まれてしまうと思いました。
この鬱の期間、食べ物は肉中心(糖質ダイエットのため)で、焼酎を飲む日々でした。
その焼酎の量は日増しに増えていきました。すると様々な病気が出てきました。
皮膚病、中耳炎、原因不明の腹痛(鈍重腹痛)などです。
そこに鬱病なので最悪の状態です。それでも解決の糸口は、断食にしかないと、移住先を探すために、
古民家100軒ばかりを探し回っていました。
そして高島市にようやく決まり、4月に移住しました。
そしてオープンに向けて、どのようなファスティング(断食)施設にするか検討している中で、
農家民宿で少数に絞り、超少食ファスティングにすることに決めました。
そして私自身、まず自ら実験台になり、移住した4月から、試行錯誤で超少食を実践し始めたのです。
そして7月に「古民家ファスティング藤樹の宿」を本格オープンするまでのわずか3ヶ月の間に3つの病気は完全に治り、
体重も10㎏減量していたのです。
私は何度も断食を繰り返し、リバウンドで、しかも加齢とともに新陳代謝が悪くなり、
体重がなかなか減らなかったのです。
しかし、この超少食ファスティングに加えて藤樹の宿方式の発酵薬膳ファスティングが、大きな役割を果たしたのです。
コルナロが言うように自分で超少食に合った食を探し当てたのです。