少食実行の注意事項 02 腹六分で疲れを知らず
少食にするということになれば、当然、質の良い
・玄米
・黒パン
・豆類
・小魚
・野菜
など正しく選ばなければならないのです。
日本では近代栄養学をベースにして、
1日30品目を食べましょうということが叫ばれてきました。
これは30品目も食べれば、お互いの栄養素が補完しあえて、
バランスのとれたものとなるという漠然としたものなのです。
しかす、毎日、30品目を普通の家庭で食べることは不可能です。
もし食べたとすれば当然、食べ過ぎとなるのは必然です。
そして食べ過ぎれば腸内で食べ物は腐敗し、
毒素が体に廻るのですから、
かえって健康になるどころか食べ過ぎで病気になってしまいます。
ある主婦の方がご主人の健康になるからと30品目を作ったら
カロリーは2200,たんぱく質過剰になったといいます。
上記の質の良い少食メニューなら10品目以内でOKです。
さて、昔から
・腹八分で医者いらず
・腹六分で疲れを知らず
・腹四分で老いを知らず
といいますので、まずは腹八分に慣れたら、
次の腹六分をめざすというように進んでいくべきです。
国に基準では、活動量の少ない成人女性の場合で、
1日、1400~2000kcal、男性は2200±200kcal程度が目安とされていますが、
これがまさに3食、腹十二分の数字です。
ならば少食で腹6分ならば
1・朝食は抜く
2・昼食は500kcal
3・夕食は700kcal
で半分です。
甲田医院では、
・糖尿病
・肥満症
は1~3の食事指導をされています。
この食事を続けると
・体調は良くなる
・疲れにくくなる
・スタミナが出て来る
・頭がすっきりしてくる
などがてきめんに出てきますが、
反面、今まで食べてきたものを
腹いっぱい食べたいという欲望ももたげてくるのです。