少食実行の注意事項 04 摂食障害の波
の方が多く来られるようになったのは2005年でした。
この時に「いったい日本に何が起こっているのか」と思いました。
毎日、5000円~10000円も食べ続け、当時はキリスト教の断食祈祷院だったので、
宿泊費はまさに奉仕的値段3500円(それまでは自由献金)だったので、
何よりもその半額であり、
1・山の中にあり、コンビニ、スーパーなどがないから買いにいかない
2・山の中の自然環境
3・キリスト教施設への安心感
などから私が運営していた断食施設に来る方が多くなり、
しかも北海道や沖縄まで全国各地からでした。
1995年に断食祈祷院を開設した時と同じようになったのです。
この時も北海道と沖縄が最も多く、来会者は全国に及びました。
しかし、怒涛のように押しかけてきたクリスチャンたちは
2000年、まさに潮が引くように誰も来なくなりましたので、
今回の摂食障害もそうなるだろうと実に冷ややかに見ていました。
やはり注01にもありますように
「難治性疾患(難病)に指定されていたが、2015年7月より対象外となった」
とあるように2015年からまさに潮が引いていきました。
(注・01)摂食障害
(英: Eating disorder ; ED)といい、食行動の重篤な障害を呈する
精神障害の一種である。近年では嚥下障害等の機能的な
摂食障害との区別をつけるため、中枢性摂食異常症とも呼ばれる。
厚生労働省の難治性疾患(難病)に指定されていたが、
2015年7月より対象外となった。
患者の極端な食事制限や、過度な量の食事の摂取などを伴い、
それによって患者の健康に様々な問題が引き起こされる。
主に拒食症と過食症の総称である。
人間関係の問題などの心理的なストレスが原因となる場合が多い。
摂食障害は大きく拒食症、過食症に分類される。拒食と過食は相反するもののように
捉えがちだが、拒食症から過食症に移行するケースが約60 - 70%みられたり、
「極端なやせ願望」あるいは「肥満恐怖」などが共通し、
病気のステージが異なるだけの同一疾患と考えられている。
よって拒食症、過食症を区別する指標は、
基本的には正常下限体重を維持しているかどうかのみである。
拒食症に分類されているが、日本では80%以下とされている。
一定時間に渡り、食べ物を口に入れ咀嚼し、
飲み込まずにビニール袋などに吐き捨てるという行動を繰り返す
チューイング(噛み吐き・噛み砕き)と呼ばれる行為も存在する。
一見、拒食とも過食とも取られる行為で、
高確率で拒食・過食などの摂食障害の合併がみられ、
摂食障害患者の59 - 76%に自傷行為、アルコールや薬物の乱用、重篤な爪噛み、
抜け毛といった行為がみられ、摂食障害、自傷行為、薬物依存は密接な関係が
あるとされる。これらの行為は、衝動性の高いパーソナリティや、
自罰・禁欲嗜好のパーソナリティなど、
特定のパーソナリティ傾向にのみ限局しない所見である。
なお、摂食障害の患者は強迫的な性格傾向が強いとされる。
拒食症・過食症ともに、嘔吐を伴う患者は例外なく強迫性性格である。
ローゼンバーグは摂食障害を「現代的な強迫神経症」と称してい。
認知行動療法などの有効性が実証されており、
適切な治療や支援等を通して回復することができる。