40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

DIYファスティング実践講座   07 なぜDIYファスティングの時代到来 07 新型コロナ対応・藤樹の宿方式リモートファスティングの解説 01 オートファジー

最近の健康本でベストセラーは「空腹こそ最強のクスリ」

アスコム発行・医学博士、青木厚著)です。

青木先生は空腹の奇蹟と題して、

睡眠時間8時間を含めて16時間の空腹時間を置く空腹健康を提唱されていますが、

このエビデンスは、

2016年のノーベル生理学、医学賞を受賞された大隅良典さんの研究

「オートファジー」です。

このオートファジーによって人間は空腹であることが

いかに健康維持に役立つものかが証明されたのです。

オートファジーとは、ギリシャ語で「オート(自分)」と

「ファジー(食べる)」を組み合わせた言葉で細胞の自食作用という意味になります。

私たちの細胞の中にある余計な、ウイルス、老廃物、古いたんぱく質

細胞自体が取り除いてくれるばかりか、

集めたゴミを必要なたんぱく質に造り変えるという

細胞のリサイクルシステムをしてくれるのです。

細胞にゴミがたまるのは明らかに食べ過ぎで栄養素が余剰となって、

血管の内壁にコレステロールが付着し、血液中に糖が増加し、

内臓には脂肪が蓄積されていきます。

つまり食べ過ぎや飽食でゴミ溜めのような状態なのですが、

オートファジーが自動的にロボットで掃除するかのように

取り除いてくれるかと思いきや、そうではありません。

オートファジーは、空腹状態にならないと動いてくれないのです。

私たちの体は食事を通して、栄養を吸収して日々の活動をしていますが、

空腹状態にしたからといって急に動けなくなるのではありません。

空腹状態になってしまうと体は血液や肝臓に蓄えた糖を消費し、

不足したエネルギーを体のなかのもので賄おうとします。

その時に働く機能こそオートファジーなのです。

しかもオートファジーは胃の中が満腹した状態ではまったく動きません。

空腹にしたら活発に動くのですから、なるべく空腹時間を長くとることです。

オートファジーが働いてくれますと

アルツハイマー病、パーキンソン病など

神経細胞に余剰のたんぱく質が蓄積して発病すると言われますので、

予防に大きな役割を果たします。

さらにオートファジーはウイルス性疾患、糖尿病、動脈硬化、ガンの予防にも

大きな役割を果たします。

しかし、加齢とともにオートファジーの機能が低下していきますので、

中高年になってもなお食べ過ぎを続ければ、更に機能低下となり、

空腹にして活発化させていかなければならないのです。

そうすれば免疫力は大幅にアップしていきます。

今回の新型コロナウイルスでは80%は罹患しても軽症で済むのですが、

問題は免疫力が弱っている方が罹ると重症化するのです。