40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

酵素栄養学ライフスタイル 17 知っていますか消化システム

消化不良は万病の源ですが、それではシステムはどうなっているのでしょうか。

まずたくさんの酵素がそれぞれの役割を果たして、

食物を私たちのエネルギーに転換してくれいることがわかれば

酵素を無駄遣いしなくなるからです。

 

消化について

口腔→食道→胃→小腸→大腸→肛門までは、1本の消化管です。

この消化管、各々の臓器で異なる役割を持っていますが、

消化管全体の主な働きは「消化と吸収」の2つです。

人は健康な身体を維持するために、必要な栄養素を摂取しなくてはなりません。

そのために、食事をしたり水分補給をしたりします。

しかし、食べたものがそのままの形で栄養素になるわけではありません。

デンプンはブドウ糖に、蛋白質アミノ酸に、脂肪は脂肪酸グリセリンなどに、

それぞれが小腸等で"吸収"されやすい大きさに分解されていなくてはなりません。

この分解していく過程が、"消化"です。

 

"消化"とは、どのようなことなのでしょうか?

 

食物は、口腔内で咀嚼された後に、胃内でさらに吸収しやすい形(粥状液)に

変化します。

この変化させる過程が"消化"です。

 

胃の中で行われる"消化"には2つあります。

1.化学的消化

2.機械(物理)的消化

 

化学的消化とは、「胃内で作られる胃酸や酵素などの働きをかりて

食物を化学的に分解する」こと。

また機械(物理)的消化とは、「胃の蠕動運動により胃酸などと食物を混ぜ合わせ、

消化物を次第に腸へ送り出す働き」のことを指します。

なかでもたんぱく質アミノ酸が1000個以上も連鎖のようにつながっています。

これを消化酵素がバラバラにしてくれるのです。

そしてその作業はペプシン(注・01)の働きで大まかに行われ、

その後、小腸に入り、膵臓からの消化酵素と小腸から出る消化酵素

バラバラに切り離されます。

つまり酵素とはネックレスのような糸を切る鋭利な刃物なのです。

また、炭水化物でも同じでブドウ糖、果糖なども単体に切り離されないと

吸収はうまくいかず、まず口の中にあるα-アミラーゼ(注・02)で

吸収されやすいように小さく切り離されます。

ゆえによく噛むことが必要なのです。

 

 

ペプシン(注・01)

消化酵素の一種.タンパク質,ペプチドのペプチド結合の加水分解を触媒する酵素.基質特異性は芳香族および酸性アミノ酸残基の隣り(C末端側)を加水分解する.ほ乳類,鳥類の胃液中に前駆体ペプシノーゲンとして分泌され,胃酸によって活性化されペプシンとなる。

α-アミラーゼ(注・02)

デンプンの内側のα(アルファ)-1→4結合を加水分解する酵素。動物の唾液(だえき)や膵臓(すいぞう)、麦芽などの植物、微生物などに広く分布する。ジアスターゼ(通常は麦芽由来のα-アミラーゼをさす)、プチアリン(通常は唾液中のα-アミラーゼをさす)、グリコゲナーゼともいう。