玄米菜食 26 脳の毒を出す玄米食を核にした食事術 02 アミロイドβは脳細胞を死滅させる元凶
私も71歳になって分かるのですが、確かに物忘れもあるし、
60歳台では耳の病気である中耳炎もしました。
しかし、超少食ファスティングでほぼ改善していますが、
白澤医師の「脳の毒を出す食事」を読んで多くのことを考えさせられましたので、
私も含めて、該当することもあったりしますし、
できればアルツハイマー型認知症の予防は早めにしておきたいので、
今回、「玄米菜食」の連載の中に挿入しました。
しかも玄米菜食が大きく関係するからにほかならないからです。
まず先回、書きましたように脳に毒が溜まると
耳の聞こえが悪くなるのも現象の始まりだそうです。
またほかにも糖尿病、高血圧、高脂血症、そして体の痛みやこわばり、
動きがにぶい、お腹が痛む、便秘がひどい、
お酒を飲んでいないのに肝臓の数値が悪いなど原因不明の不調の連続は黄信号です。
脳に溜まって起こるところまでは解明されています。
あるサイトにこのような説明があります。
・・・20世紀の初め、ドイツの医学者アルツハイマー博士は、
生前に妄想や記憶障害のあった女性の脳組織を顕微鏡で調べ、
脳の萎縮や、脳内のシミのような物(老人斑)、
脳神経の中に糸くずのようなもつれ(神経原線維変化)を発見しました。
その後、この特徴を示す病気を老人性の物忘れと分けて
老人斑の大部分を構成しているたんぱく質で、健康な人の脳にも存在し、
通常は脳内のゴミとして短期間で分解され排出されます。
しかし、正常なアミロイドβよりも大きな異常なたんぱく質ができてしまうと、
排出されずに蓄積してしまうのです。
実は認知症を発症する20年も前から脳に溜まり始めていると言われています。
蓄積したアミロイドβは、脳細胞を死滅させると考えられています。
記憶の主体である脳細胞が死滅すれば物忘れが起こると考えれば、
イメージしやすいでしょう。
また、アミロイドβは血管の壁に沈着することもあり、
脳出血の原因となることもあります。かつてはアミロイドβの蓄積を確認するには、
死後の脳組織を顕微鏡で観察するしかありませんでした。
しかし、今ではアミロイドPET(アミロイドイメージング)という検査により、
画像診断で生きている人の脳内のアミロイドβの蓄積量が分かるようになりました。
体を作る栄養素たんぱく質は、体内でアミノ酸に分解され一旦肝臓に蓄えられます。
そこから各臓器に送られ、
アミロイドβは、脳内で作られたたんぱく質が分解されたもので、
40個前後のアミノ酸からできています。
分解される時の微妙な切れ目の差で、無害で排出されやすいものと、
毒性が強く、たんぱく質同士が互いにくっついて脳に溜まりやすいものに分かれます。
蓄積のメカニズムについては、まだ完全には解明されていませんが、
加齢などにより分解や排出がうまくいかなくなると、
毒性の強いアミロイドβが溜まり始めると言われています。
最新の研究では、アミロイドβの蓄積をアルツハイマー型認知症の始まりとする「
アミロイドβ仮説」に基づき、毒性の強いアミロイドβの産生を抑え、
分解や排出を促す方法が研究されています。・・・
問題は、高齢者だけではなく、若年でもあり得るということです。
私の知人で40歳でアルツハイマー型認知症を発病し、最近、亡くなられました。
どのような生活習慣だったか気になるところです。