40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

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6・陰陽の調和

日本の食養では食べ物を陰陽に分類しています。

しかし、西欧では「酸性食品アルカリ性食品」の分類です。

この陰陽は私は宗教的な要素がありますので、

私は「酸性食品アルカリ性食品」の分類がよいかと思います。

しかし、石塚左玄の食養学では、当時の西洋栄養学では

軽視されていたミネラルのナトリウム(塩分)とカリウムに注目したのです。

陽性のナトリウム、陰性のカリウムのバランスが崩れすぎれば

病気になるとしたわけです。

ナトリウムの多いものは塩のほかには肉・卵・魚と動物性食品、

カリウムの多いものは野菜・果物と植物性食品となるのです。

しかし、塩漬けした漬け物や海藻は、

塩気が多いためにナトリウムが多いものに近いのです。

精白した米というカリウムの少ない主食と、

ナトリウムの多い副食によって陰陽のバランスくずれ、病気になるとしました。

さて、アルカリ性食品酸性食品について考えてみましょう。

ある味噌のメーカーのサイトから引用します。

 からだが酸性に傾く最も大きな原因は、食生活の偏りです。

食べ物にも酸性食品アルカリ性食品があります。

酸性食品ばかり食べ続けると、当然からだは酸性化します。

だからといって、酸性食品を食べてはいけないわけではありません。

なにしろ主食の米そのものが酸性食品なのですから、食べないわけに行きません。

要はバランスなのです。

ご飯を食べるときには必ずアルカリ性食品の味噌汁を組合すように。

それでは、酸性食品アルカリ性食品とを詳しく見てみましょう。

レモンや梅干は酸っぱいから酸性だと、勘違いされている人をときおり見かけます。

果汁そのもののpHや味によって、

酸性食品アルカリ性食品かを区別するわけではありません。

決め手になるのはミネラルの比率です。

ミネラルには、カルシウム、鉄、マグネシウム、ナトリウムなど、

体内に入るとアルカリ性を示すものと、

リンやイオウ、塩素のように酸性をしめすものとがあります。

このうち特に大きな影響を与えるのは、カルシウムとリンの比率です。

リンはカルシウムに次いで体内に多く含まれているミネラルです。

カルシウムと結合して骨や歯を作り、細胞膜の原料にもなります。

このように、リンにも重要な働きがあり、不可欠の栄養素です。

しかし、肉や魚に多く含まれており、食品添加物としても多用されているので、

摂取不足の心配はほとんどありません。

むしろ過剰摂取が問題となっています。

アルカリ性食品とは、カルシウムとリンの比率がちょうどよいものを言います。

理想は1対1ですが、1対4まではアルカリ性食品とされています。

リンの比率がそれより高いものが酸性食品です。

野菜はほとんどアルカリ性食品です。

健康を保つために、積極的に取りたいものです。

ところが、日本人の1日あたりの野菜の摂取量の平均値は、290gしかありません。

目標は350gです。その3分の1を緑黄色野菜で取るようにしましょう。

海藻類も日本人にはなじみの深い食べ物ですが、アルカリ度抜群です。

昆布やカツオ節でだしをとった味噌汁にワカメは定番ですね。

代表的なアルカリ性食品です。

この他、鉄やカリウムマグネシウムマンガンなどのミネラル、

ビタミン、水溶性食物繊維も豊富です。

是非、たくさんの野菜や海藻が入ったお味噌汁を飲みましょう。