酵素栄養学ライフスタイル 33 酵素栄養学の食事バランスとは 06 白砂糖が害あって益なしの理由 01
白砂糖が害あって益なしです。
その理由は
①カロリー以外の成分がほとんどない
上白糖のような白砂糖と黒砂糖の原材料は甜菜やサトウキビですが、
上白糖は精製を繰り返しているのが特徴です。
上白糖は精製の過程でカルシウムやビタミン、ミネラルが抜けてしまい
最後に転化糖と言われるブドウ糖と果糖が混ざったものを加えることで、
甘みが強くなる効果があります。
したがって上白糖にはカロリー以外の栄養がなく、
原材料のサトウキビに含まれるミネラルの効果もないので、
体に悪いと言われるようになったと考えられます。
②カルシウムが不足してしまう
転化糖が含まれる上白糖は酸性の食べ物で、
弱アルカリ性に保たれている人間の体を酸性に傾ける効果があります。
それを元に戻すには、体内のカルシウムを中心としたミネラルを多く消費し、
足りなければ骨や歯を溶かして使うため上白糖を摂りすぎると
体に悪いと言われています。
また、コンビニや自販機で手に入り手軽に水分補給ができる清涼飲料水には、
砂糖以外の栄養がほとんど含まれていません。
更には、カルシウムの吸収を阻害する効果があるリン酸を多く含むので、
飲みすぎには注意が必要です。
③体が冷えてしまう
上白糖には食べると体を冷やす効果があり、その原因はカロリーとなる
炭水化物以外の栄養素を含まず、体内でエネルギーに変えるために
カルシウムやビタミンB1を消費するためです。
ビタミンB1は、体内で血液中の赤血球を作る働きがあるため、
不足することで血流障害や血液がドロドロになりやすくなってしまいます。
血流が悪くなると体内の熱がうまく回らず、結果的に体を冷やす原因になります。
また、古代中国の陰陽説によると食べ物を含む全てのものは
陰と陽の調和によって成り立っており、
中庸というバランスの取れた状態が健康に最適です。
しかし、上白糖やグラニュー糖などの白砂糖は陰の性質が強い食品の一つであり、
摂りすぎると陰陽のバランスが崩れて体を冷やす効果が強まるので注意が必要です。
体が冷えることで血流が悪くなり、
免疫が低下するため白砂糖は体に悪いと言われています。