40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

ホーリースピリチュアル・ファスティング 62 ファスティングの極みにいく 11 マール・ツァイト(徹底的に噛む)がファスティングを日常に生かす基本 

先に紹介した「修道院の断食」では

ファスティング終了後のアドバイスが的確に書かれています。

まず注意すべきことは、食事を表わすマール・ツァイト(Mahlzeit)が、

咀嚼を意味するマールと時間を意味するツァイトからなっているように、

十分に咀嚼するだけの時間をかけていくのが、食事という意味でそうです。

ですからまず噛んで噛んで、噛み尽くすようにありました。

藤樹の宿をオープンして4年になりますが、

このよく噛むことを徹底的に伝えてきましたのは、

この「マール・ツァイト」からなのです。

また、食生活についても的確なアドバイスがあります。

 

・定期的に断食を五感を使って味わえるようにならなければならないこと

 

・ものを噛まずに飲み込んではならないこと

 

・1回限りの1週間断食よりも、ずっと続ける食事の方がはるかに重要である

 

・昔の食生活に逆戻りしてしまったら、体重がリバウンドするだけではなく、

新しく獲得した自由な気持ちが失われてしまうのは当然である

 

・自分を律することができなければ、精神的な向上は危うくなる

 

・新しい生活の仕方には、節制だけではなく、偏りへの戒めも含まれているのだ

 

・中でも健康によいものにこだわり過ぎるという間違いがある

 

・これは健康に悪いものをたっぷり使うよりも有害なのである

 

・つまり体への負担のかけすぎだけではなく、

あまりにも養生しすぎが有害なのである

 

・これは運動もしかり、感覚である

 

・食事は香りもよく、美味しくなければならない。

それを神からの贈り物として喜ばなければならないのだ

 

・怪しげなダイエットの指導者が教える規則は要注意である

 

・とくに料理、健康法での教条主義は注意である

 

・食べるのを楽しむことも必要なのだ

 

 

トマス・アクイナスはこういいました。

 

・人生の悲哀、繰り返される心労、意気深沈に対して、

笑うこと、泣くこと、眠ること、祈ること、水浴すること、

友情、黙想をすすめています。

 

・この自然な方法は、クスリなど使わずに人の心を癒すのです。

断食もその一つであり、

それは人生のつらさに耐えられるように助けてくれるのだ。

 

これらはすべて藤樹の宿の運営指針となっています。