40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

断食救人類の書 154  超少食・食事術  43 食事術作法 02 よく噛むこと 02 昔はよく噛んだ

日本は本来、主食は玄米か麦飯で、おかずは大豆、干し魚、漬物、ひじきなどの海藻、

野菜はキンピラ、ゴボウ等、どれも歯ごたえのあるものばかりで、

噛めば噛むほど味が出るものばかりでした。

ですからよく噛まないとだめですし、食卓は一家団欒の場でした。

同時にしつけの場でもあり、ご飯の一粒は百行であり、

一粒でも残すと「目がつぶれるぞ」と叱られたものです。

幼い頃、聞いた祖父からの言葉は今も生きていますので、

今でもご飯を一粒でも残せないものです。

農家でしたから農作業の打ち合わせも農村の隣近所の話など花が咲く夕食は楽しいものでした。

しかし、日本は高度経済成長時代に突入するとインスタントラーメンの登場で

時代は、早食い時代に突入していきます。

またファーストフード、外食産業がそれに拍車を駆けます。

そして全国にスーパーが建てられ、柔らかい加工食品が主流を占めていきました。

そして学校ではパン、牛乳の学校給食、職場では社食、

またはコンビニ弁当などまさに早食いが主流を占める軟食時代の到来です。

そして日本の子供たちは噛まない食事に慣らされていきました。

日本の食卓は、カレー、ハンバーグ、麺類が主流となり、

噛まなくても栄養が摂れるものばかりになっていきます。

特に外食産業では、回転寿司、うどん、カレーなど

スーパーに併設されて全国展開していきましたが、

どれも噛まないものが繁盛していきました。

噛む生活が当たり前の日本人はこのために歯が大きく変形していきました。

歯の噛み合わせができない歯となっていくのです。

それは噛まないので下あごが発達せず、歯がぐらぐらになり、

噛み合わせができないので必然的に固いものを敬遠して、

柔らかい食べ物になってしまいます。

すると野菜きらいの子供たちが多くなるのです。

そして砂糖のたっぷり入ったジャンク食品が

スーパー、コンビニで手軽に買い求められるようになり、

砂糖による虫歯が増大していくのです。

学校給食で大好きなメニューは

カレーライス、焼きそば、ハンバーグで嫌いなものは、

酢豚、酢の物、五目豆ということですが、

ほんとうに噛まない子供たちとなってしまったのです。

噛む食べ物では、当然、顎の骨を使いますし、筋肉も使います。

しかし柔らかいものばかりを食べていると未発達となり、

顎が退化していき、日本人の顔が逆三角顔になり、

日本人の顔つきが変わっていきました。

ある研究では縄文時代の顎と現代人の顎は大きく異なるそうです。

縄文時代は顎は分厚く、現代人は薄く、顔つきが全く異なります。

昔の武将の顔は引き締まった顔をしています。

よく噛むことを実践して天下を取った徳川家康の顔は実に引き締まった顔です。