断食救人類の書 １６３ 超少食・食事術 52 食事術作法 11 よく噛むこと 11 噛むことでダイエット 01

ダイエット産業は今や花盛りです。

とくにライザップのような高額な会費を支払い

ダイエットに挑戦させる会社も上場するぐらいですから、

ダイエット産業は全体で数兆円産業なのです。

しかし、高額なお金を支払わなくともダイエットできるのは、

単純ですが噛むことでいいのです。

ダイエット産業でも問題は、ダイエット健康食品です。

かつて中国製健康食ではとんでもない悪質な者が使用されていましたし、

脂肪吸引などもあります。

しかし、噛むことはお金がいりません。

藤樹の宿に来られる方でも体質改善が目的だといわれますが、

まずダイエットが目的であることは間違いなく、

私たちは、噛むことをまず教えます。

早食いの方が大半だからです。

まず、玄米を１口、１００回以上、噛むことをしていただきます。

あるアメリカの大学で研究された噛むダイエッですが、

よく噛むとカロリーは体温として、外に放出されます。

これを体熱放散というそうですが、噛まない方よりも相当高いのです。

もしこの体熱放散が少ないと食べたカロリーは体脂肪として体内に蓄積されます。

これは噛まないと太るということを証明した実験でした。

この時に自律神経系の働きが大きく左右するそうです。

体熱放散はよく噛むとスムーズに出ますが、

口の中で味覚などのいろんな感覚が刺激され

、ますます活性化して体熱放散がアップするのです。

ですから噛むことは肥満防止になります。

しかし、最近は噛み応えのある食べ物を敬遠し、

噛まずに飲み込む習慣が肥満につながっていきます。

今、多くのダイエット食品、サプリメントが販売されていますが、

よく中身をみると必ず食物繊維が配合されています。

そしてノンカロリーで体脂肪燃焼などといううたい文句です。

これらは相当ば金額であり、効果は疑わしいものもあります。

やはり費用対効果からみればダイエットはしっかり噛むことにあり、

高額なダイエット食品に飛びつかずともいいのではないかと思います。

藤樹の宿では、とにかく噛む訓練をしていただくのが第一も目的です。

ですから一泊の方、大歓迎なのです。

徹底的に噛むことの重大性を学んでいただくからです。

ある方が人生の三段階ということを書いておられました。

第一が学ぶ期間で幼児期から、高等教育の２０台前半まで。

その後、第二期は働く時期で学んできたことを生かす時期で定年まで。

そして第三期は、遊ぶ時期であるというのです。

この遊ぶ時期はリタイアメン以降ですが、

ここでクオリティの高い人生をいかに過ごすか、

人生のほんとうの価値は６０歳以降にあります。

そのためには少なくとも第二期の働く時期に健康管理をしておく必要があります。

その健康管理の要がよく噛むことなのです。