40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

断食救人類の書 153  超少食・食事術  42 食事術作法 01 よく噛むこと 01 噛まない食生活に突入

最近の食べ物は柔らかいものが多く、噛まない食生活となってしまいました。

しかし、玄米菜食は噛まないと食べられませんので、

噛む効用をしっかり把握していただき、よく玄米を噛んで少食するという

「少食ファスティング」を実践していただきたいのです。

私の手元にも「噛む力」、「噛む健康法」、「噛むダイエット」など多くの本があります。

これをベースに噛む強力なパワーについて筆をすすめていきます。

人類は石器時代から食べ物といえば固いものばかりで

噛む力がないと生きていけませんでした。

日本は農耕民族であり玄米を中心に魚、野菜を食べてきましたが、

どれも噛みごたえのあるもので、噛む生活があたりまえでした。

しかし、明治時代から洋食が入ってきて少し柔らかい食べ物が多くなります。

でも江戸時代からの食べ物が続けられていましたので、

まだ日本人はよく噛む生活が続いていました。

しかし、これが大きく崩壊したのは、戦後です。

まず昭和21年に合成甘味料サッカリン、ズルチンが認可され、

戦争中から戦後の数年、飢えで苦しむ日本人は、甘いものに飢えていましたので、

この人工甘味料で作られた饅頭、お菓子に飛びつきました。

そして昭和28年に食用タール色素が続々と認可され、

色鮮やかな食べ物が出てきます。

典型的なのは、昨日、アップしました「沢庵漬け(たくあんつけ)」です。

沢庵漬けに食用黄色4号(タートラジン)が使用されるようになり、

多くの人は、「沢庵漬けは濃い黄色」と思い込んでいますが、

ほんとうの沢庵漬けは、そうではなく乳白色です。

そして昭和30年代になりますとインスタントラーメンが登場します。

戦後の生活はこれで一変したと言われます。

さらに化学調味料(主役はグルタミン酸ナトリウムの味の素)が

家庭の食卓を支配するようになります。

この時代から柔らかいものが高級だという食品観ができてしまうのです。

ですから柔らかい食品を作るために乳化剤、結着剤、糊料など

多くの食品添加物が認可されていきました。

こうして日本は一気に噛まない食生活に突入したのです。

日本は玄米菜食を中心とした噛む食生活ですが、

昭和30年代にこうして一気にその食生活は崩壊し、

噛まない軟食時代が始りました。

そして噛まない食生活に拍車をかけたのが昭和40年代、

アメリカから上陸したファーストフードです。

マクドナルドは昭和46年1971年に銀座に第一号店がオープンし、

全国に展開していきました。

マクドナルドに象徴されるファーストフードで更に噛まない外食が主流を占めていきます。

これまで噛む生活が当たり前であった日本人の食生活は、完璧に崩壊していくのです。