40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

発酵食パワー 07 発酵を促す微生物 05 酢酸菌の働き 01 

酸菌とは、アルコールからお酢を作る細菌(微生物)の総称であり、

乳酸菌や納豆菌と同じ、食用の発酵菌の仲間です。

酢酸菌は空気中や果物、花など自然界のさまざまな場所に存在していて、

お酢を作るプロセスであらわれる表面の膜にたくさん含まれています。

お酢を作るのに必要不可欠であることから、

英語では「Mother of vinegar(お酢の母)」とも呼ばれている酢酸菌。

実はさまざまな働きをしているのです。

酢酸菌の働きは、次に示す2つの酵素でアルコールを酢酸へと変換することです。

・アルコール脱水素酵素

アルデヒド脱水素酵素

2つは酢酸菌酵素とも呼ばれ、協力し合うことでお酢をつくりだしています。

酢酸菌のアルコール脱水素酵素アルデヒド脱水素酵素によって、

アルコールを酢酸へと変換させることで酢酸発酵が進みます。

酢酸発酵が進むにつれて食品の酸性度が上がるので、

菌を寄せ付けず腐りにくい状態へ導きます。

酢酸菌が作りだす強い酸性状態を利用している食品は、

ピクルスや漬物など、どれも保存性の高いものばかりです。

酢を作るのに欠かせない酢酸菌ですが、

ヒトの健康をサポートする効果があることも明らかになってきました。

酢酸菌は薬ではないので確証などはありませんが、

気になる方は参考にしてみてください。

 

効果効能1.花粉症の症状の改善

 

酢酸菌は体のアレルギー反応を和らげる作用があります。

例えば次のような症状に改善のきざしが確認されているようです。

・花粉による鼻のかゆみ

ハウスダストによる鼻の違和感

・ダニによる皮膚の違和感

一定期間において摂取をすることで認められた結果もあるようですので、

他の食品同様に適量を継続して摂ることをおすすめします。

 

効果効能2.飲酒時のアルコール濃度の低減

 

飲酒時のアルコール濃度の低減

普段からお酒を飲んでいる成人男性を対象とした試験で、

酢酸菌酵素を摂取すると、しない場合と比べて体内の血中アルコール濃度が

有意に低下したというデータが存在します。

酢酸菌が酵素によってアルコールを分解するプロセスは、

私たちの肝臓で行なわれるアルコール代謝のプロセスと同じ。

酢酸菌酵素を摂取することで、

肝臓の負担を和らげる効果が期待できそうです。