玄米菜食 21 玄米菜食の玄米はいかなるものなのか 08 ご飯は太らない・糖質ダイエットのウソ 01
とにかく糖質ダイエットでご飯など糖質を食べたら太るということが
ブームになっているのは根本的な間違いです。
10年前に「ライス・ビジネス」で下記のような記事がありました。
「『ご飯は太る』は嘘」サブタイトル「米は最良のダイエット食」
京都大学森谷教授マイスター会議で講演」と題し、
第6回お米マイスター全国ネットワーク会議での
(演題「ご飯食が肥満、メタボリック・シンドロームを予防する」)が
まとめられておりました。
記事には「米の消費を減退させる大きな原因になっているのが、
『米を食べると太る』いう誤解である。特に若い世代でこれを信じている女性が多く、
『ご飯 抜きダイエット』や炭水化物ダイエット」などの
誤ったダイエット法が横行している。と指摘しています。
その内容の要旨です。
・・・糖尿病の原因は米の食べすぎではない。
米の消費も砂糖の消費も年々減ってきているのに、糖尿病が増えているのは何故か。
それは食べ方が悪いからで ある。米を主体にした食事をしっかりしていたら、
人間は本来太らないようにできている。
米を食べずに肉ばかり食べているから太っている。
あるいは食べる順 序が悪いから太っているのである。肥満はそれだけで病気である。
一番良い体重はBMI22。これを標準体重と言い、22×身長×身長で求められる。
なぜ標準かというと、これくらいの体重の時が、最も病気で死ぬ確率が低いからである。
一番病気で死ににくい身長と体重の比率が22なのである。
肥満症になるとなぜ死亡率が高くなるのかというと、
糖尿病や癌や高血圧などの病気になりやすい遺伝子が肥満によって発生するからである。
癌の六割は口から入る。癌の原因の30%はタバコだが、
残りの六割は口から入る食べ物によって発生する。
だから、米も野菜も肉も魚もいろいろ食べること によって、
発癌性の物質を薄めて行かなければならない。
本来、食べ物に悪い食べ物はない。
しかし、食べ方が悪いから肥満になり、病気になるのである。
糖尿病の最大の原因は運動不足である。宇宙飛行士はみんな糖尿病になる。
何故なら、宇宙空間は無重力であり、筋肉を働かせる必要が全くないからである。
筋肉はブドウ糖や脂肪を最も大量に燃やす臓器である。
筋肉が全く働かなければ、脂肪もブドウ糖も全く燃焼できない。
現代人はほとんどこの宇宙飛行士に近 い。
どこへ行くにも車で、新幹線に乗るにもエレベーター。
ほとんど運動しない。
ブドウ糖や脂肪が燃焼できないから糖尿病が増えているのである。
「米を食べたら太る」というのは現代人の最大の誤解だ。
米は脂肪にならないことは、世界の医学界で証明されている事実である。
ただし、現代の日本人は食 事のやり方に問題がある。
晩酌してつまみを食べ、一番最後にご飯を食べるから太ってしまうのである。
血糖値があがれば満腹感があるから、それ以上食べられ ない。
晩酌と一緒にご飯とおかずを食べれば、
血糖値が早く上がるから食べる量も少なくて済み、それだけ太らない。
食事の順番を変えるだけで痩せられる。
(つづく)