ほんとうに怖い人工甘味料 03 人工甘味料3つの問題 01 肥満ホルモン
人工甘味料は下記の3点に悪影響を与えます。
1・ホルモンに悪さをする
2・味覚を鈍化させる
3・依存性がある
まず、1のホルモンに作用する問題をクローズアップしていきます。
私たちは食事をすると
・血液中の糖の濃度がアップする
・血糖値が上がる
・血液から余分なブドウ糖を除こうとインスリン(注・01)が膵臓から分泌される
・このインスリンの作用で
★肝臓、筋肉においてブドウ糖でグリコーゲンに変えてくれます。
・この結果、血糖値は下がります。
・しかし、その肝臓や筋肉に貯められるグリコーゲンには限界があります。
・するとインスリンは脂肪細胞に働きかけます。
・余ったブドウ糖は脂肪に変化する
・そして体脂肪として、脂肪細胞に溜め込まれる
このプロセスが肥満ホルモンです。
欧米人と日本人の差はそもそもインスリン分泌能力の差です。
・欧米人は大量のインスリンを分泌する
・そのためにインスリンの作用で脂肪細胞に変化し、蓄積されます。
・そのため超肥満化しますが、糖尿病にはなりにくい。
しかし、日本人は
・欧米人の半分しかインスリンが分泌されません。
・ゆえに肥満にならなくても糖尿病になってしまう。
この肥満ホルモンと言われるインスリンが
実は人工甘味料を摂取すると分泌されるのが厄介なことなのです。
人工甘味料を摂取でインスリン分泌は人工甘味料に反応して膵臓から出ることは
ボストン大学などの実験で明らかということを大西医師は書いておられます。
水を飲んだ時よりも血糖値のピークが高くなるようで
インスリン分泌も20%高くなったというのです。
つまりカロリーゼロの人工甘味料はインスリンと血糖に影響をあたえているのです。
この状態が続くと
1・インスリン分泌能力が疲弊する
2・Ⅱ型糖尿病へと進行する危険性が高い
健康のためのカロリーゼロはかなり注意が必要だということです。
では他に人工甘味料が作用するホルモンは、
インクレチン(注・02)が多く分泌されるという研究結果が出ています。
(注・01)インスリン
インスリンは、膵すい臓のランゲルハンス島のβベータ細胞から分泌されるホルモンで、グルコースからグリコーゲンへの生成を促進したり、組織での糖の利用を促進したり、蛋白質からの糖の新生を阻害したりして、血糖を低下させる役割をしています。
このため、インスリンの量や作用が低下すると、血糖値が高くなって糖尿病になります。糖尿病では血糖(→参照)、尿糖(→参照)がスクリーニング(ふるい分け)として検査されますが、インスリンは75gブドウ糖負荷試験で、血糖と同時に測定されます。
(注・02)インクレチン
消化管ホルモンの総称である。食後には血糖を低下させるホルモンのインスリンが膵臓から分泌されるが、糖を経口投与すると経静脈投与時よりも大きなインスリン作用が現れることが明らかになり、このことがインクレチンの概念の元となっている。その刺激は主に門脈血のブドウ糖であるとされてきたが、消化管由来因子にも分泌刺激を行う能力があるものとされてきた。「インクレチン」と総称されているホルモンとして、GLP-1やGIPがある。GLP-1とGIPとはいずれも血糖値依存的に膵臓のβ細胞からのインスリン分泌を促進する。