40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

健康リスクマネジメント 48 病気の方程式 39 酸化ストレス 

酸化ストレスとは、

「酸化反応により引き起こされる生体にとって有害な作用」のことをいいます。

活性酸素と抗酸化システム(抗酸化物質)、抗酸化酵素とのバランスとされています。

※「酸化」とは、何らかの分子に酸素原子が結合することです。

地球をとりまく大気には、酸素が約21%含まれています。

私たちは呼吸をすることでこの酸素を取り入れ、

食品を食べることにより

糖質、脂質、たんぱく質などの栄養素をからだの中に取り込んでいます。

取り込んだ栄養素から、

私たちのからだの働きの元であるエネルギーをつくるためには、

栄養素を燃やすことために「酸化」が必要となります。

しかし、酸化は体の中の全体で起こっているため、

酸化によって細胞が傷つけられることがあり、それを酸化ストレスといいます。

そして発生した酸化ストレスに対し、

抗酸化能(活性酸素を除去する能力)が追い付かない状況になると、

酸化ストレスがどんどんとたまっていくことになります。

その原因には、心理的・肉体的ストレスといった病気、

そして紫外線や放射線・大気汚染・タバコ・薬剤・金属・酸化された食べものなどを

とるなどの日常生活からのものもあります。

また、過度な運動も酸化ストレスを高めます。

 摂取した栄養素は、身体の中で分解され、

細胞の中にあるミトコンドリアの酸化反応により、エネルギー源に変換されます。

この過程で過剰に発生した活性酸素によって酸化ストレスは亢進し、

DNAやたんぱく質といった生体成分を酸化させているのです。

酸化されたDNAやたんぱく質の中には、血中や尿中に出てくるものもあるため、

血液検査や尿検査で分かることがあります。

中でも活性酸素は好気性生物が酸素を消費する過程で発生する副産物のことです。

体に取り込まれた栄養素の多くは分解され、

グルコース(糖の一種)や脂肪酸となり、

細胞の中にあるミトコンドリアで酸化されます(酸化的リン酸化反応)。

この時、酸素は他の分子との間で自身がもつ電子をうけわたすことで不安定となり、

活性酸素と呼ばれる物質に変わります。

活性酸素は、元の物質である酸素よりもずっと、

他の分子を酸化する能力が高いという性質をもっています。

活性酸素の多くは、それを除去する酵素や抗酸化剤で消去されます。

この仕組みを「酸化ストレスの防御系」と呼びます。

しかし、過度の運動や運動不足、偏った食事、喫煙などの

不健康な生活習慣、あるいは慢性炎症などによって、

活性酸素の生成と消去のバランスがくずれると酸化ストレスが生じ、

老化や老年病の原因となる可能性があります。

一方、活性酸素はこれまでに述べたような有害な作用だけではなく、

体にとって有用なものでもあります。

例えば感染がおこった時、

好中球などの炎症細胞からつくられる活性酸素は、

病原微生物を殺すのに役立っています。

 

 

 

 

(健康長寿ネットを参照しています)