健康リスクマネジメント 47 病気の方程式 38 食肉の危険 02 ベジタリアンへの選択を
当時の社長、藤田田は、「わが社は世界で一番安い牛肉を、
瞬時瞬時に判断して買い付けしている」と轟々していました。
また吉野家など牛丼の買い付けも同じです。
しかし、狂牛病の汚染となった肉骨粉で汚染された濃厚飼料を食べたものであり、
原価競争で安売り肉は危ないわけです。
今、コロナウイルス問題で世界中がパニックの中にあるときに
狂牛病どころでないと思われるかもしれませんが、
この狂牛病を避けるのはベジタリアンの道を選ぶしかないのです。
牛肉、牛関係の加工品ですが、ゼラチンに使用されたり、
チョコレート、カレールー、ラーメンにも牛骨や油が使用され、
あらゆるものが汚染されていますので肉食の弊害は想像を超えています。
アメリカの追跡調査で肉を食べる人は食べない人と比べて
８倍心臓麻痺で死ぬという報告があります。
その原因は肉の油でした。
しかし、今、日本では肉を食べろの大キャンペーンです。
スタミナ料理は肉食料理の代名詞です。
そして焼肉のたれ、ハム、ステーキなどテレビの宣伝にどれほど出てくることか。
そしてアメリカの調査で大腸がんも５倍多いということですし、
ハム、ソーセージなどの加工食は最悪の発がん物資の塊です。
２０１５年にWHOが言っていることなのです。
また糖尿病も４倍、間違いなくヤバイ食物が肉なのですが、
誰もこれをストップできないのが悲しいかなこの日本の現実です。
肉だけではなく、牛乳も同じです。
日本は本来、玄米など穀物食に味噌汁、海藻、日本近海の魚、
そして漬物だけで長年、元気で歩んで来た食の伝統を壊したのは肉信仰です。
肉信仰で若くして膀胱がんで死んだ松田優作という名優がいました。
彼の口癖は「肉、喰おうぜ」だったとか。
そして焼肉大好きでビール、そしてタバコ。
肉、タバコ、酒のトリプルの食事で結果的にガンでした。
妻の美由紀さんが、それを見て自然食に切り替えたそうですが、
他にも肉大好きで若くして亡くなる方は後を絶ちません。
田中角栄さんは今太閤といわれた首相でした。
彼のスキヤキパーティは有名で自ら料理をしたそうで、
大鍋の上に上肉を入れ、その上に白砂糖をどさっと入れて、
醤油は一升瓶でかけてまさに甘辛砂糖漬けのすき焼き、
そして日本酒での接待で有名だったとか。
しかし、このゆえに糖尿病で死ぬことになりました。
しかもあの演歌歌手、村田英雄のように
糖尿病進行による壊疽で足切断尊前だったといいます。
天才的な頭脳、決断力で日本を導いた田中角栄さんも
肉、砂糖、酒の害を知らずに逝ったわけです。
肉の害については、また別のテーマで徹底的に書く予定です。
