40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

クリスチャンドクター・日野原重明の生き方、死に方 04 イメージを壊さないようにが  

男性の孤独が早死にで女性に圧倒的な差がつくのをみてきましたが、

日野原重明先生の101歳から召されるまでをレポートし、

自らのエッセイ集として最後になったものが

「最後まであるがままで行く」(朝日新聞社発行)です。

101歳から見ていきましょう。

 

2012年101歳を迎えてアメリカを旅行され、

生まれて初めてのヘリコプター搭乗は驚きました。

先生が移動されるときに新幹線ホームや空港でサイン、

写真をと声をかけてもらうのはうれしいのと同時に

大変だったことを正直に書いておられます。

有名税だから当然だといえないものです。

先生はこう書いています。

 

「101歳でも元気はつらつというイメージを壊さないようにはしていますが、

何よりも背筋がピンと伸びているように気を張っていることです。

そんな日々の努力をお察しください」とあります。

確かに病院の階段もそうであったように

元気な100歳のイメージを崩したくない先生の配慮が、

105歳で召されることになったのではないかと思います。

あるがままで生きるのは先生のモットーでしたが、

このような気遣いは、

やはりそれだけ知られた存在になればなるほどしなければならず、

これも体に相当な負担を強いるものとなったようです。

ただ日野原先生は先に紹介しました孤独とは

縁遠いあらゆる人に囲まれた人生ですが、

人前で元気にみせるというのは逆に辛いことです。

「そんな日々の努力をお察しください」と

エッセイに書かれた先生の本音が痛いほど分かります。

ゆえに外出されるよりも静かに静養し、エッセイに集中しておられたら、

少なくとも110歳は超えることができたことでしょう。

そうした中で101歳になって椎骨骨折になります。

これ以上の痛みがあろうかという激痛に襲われます。

先生は「筆舌に尽くしがたい痛み」とエッセイに書いておられます。

「痛みの評価を再興を10とすればそれを遥かに超えていた」というのですから、

相当な痛みだったのでしょう。

あるサイトにはこのような説明がありました。

 

・・・脊椎圧迫骨折は、高齢者を悩ます危険な病気。

寝たきりの原因にもなり得ます。

骨の仕組みや、高齢者ならではの骨のリスクについて正しく理解し、

大切な自分の体を守りましょう。

私たちの体は、脊椎(背骨)によって支えられています。

立つときや歩くときも、脊椎の支えがなければその動作や状態を維持できません。

しかし骨がもろくなると、体の重みに耐えられず、

何かの弾みで脊椎が押しつぶされるように骨折してしまいます。

これが脊椎圧迫骨折です。

脊椎圧迫骨折の主な原因は、骨粗しょう症です。

 

 

 

骨粗しょう症は高齢者に多く見られる病気で、骨密度が低くなって骨折を起こしやすくなります。骨がもろくなると、ちょっとした転倒でも背中への衝撃に耐えられず、脊椎がつぶれてしまう原因にもなるのです。