40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

クリスチャンドクター・日野原重明の生き方、死に方 06 車椅子の移動変化

日野原先生は101歳(2013年)で脊椎圧迫骨折を克服し、

以後、渡米2回や全国を講演で巡回する忙しい生活を続けられますが、

102歳で車椅子の生活になります。

まず、睡眠時間がずっと5時間で週1回は

徹夜で原稿を書くという日々がまた再開されます。

しかし、10月に今まで経験したことがない長時間睡眠と悪夢を経験されます。

そして絵にめざめ、70歳で止めた絵を再開されます。

そしてまず2014年1月転倒し、5月に英国から帰って体調不良を覚え、

息子さんのススメで車椅子の移動をされます。

このエッセイで次のようなことを書いておられます。

 

「男女とも30歳時の体重を生涯保つのが理想的です。

私は30歳時の体重が60kgで今もそれを超えないように食事に気をつけています。

運動量の少ない人や高齢者は1日1600㎉以内に収めることをおすすめします」(22頁)とあります。

 

先生の著作はたいてい読んでいますが、

どうも日野原先生はファスティングを一度もなさっておられず、

体重についての見方は賛成できません。

確かに30歳の維持は大事なのすが、

ファスティング後のリバウンドの体験やファスティングによる宿便除去、

そして体重を60㎏での維持もあくまで理想的な数字で、

体重維持を基本としたカロリーは、間違いではないかと思います。

私の体験では1200㎉で十分で1600㎉は多すぎます。

また、玄米菜食ではないので1600㎉という指摘でしょう。

そして体重はやや肥満気味の方がよく、

発酵食と玄米菜食を基本にした食事であれば1200㎉ですみます。

さて、ストレスについては次のようなことを語っておられます。

よど号ハイジャック事件の人質になられた58歳の時を振り返り、

「心身に受けた壮絶なストレスを、自分にとってプラスに転換し、

私の新しい人生が始まりました」(24頁)とあります。

ストレスについて、ブリタニカ国際大百科では次のように説明されています。

 

・・・刺激により引起される非特異的な生体反応。

生体に加わる力をストレッサー,それによって起る生体の反応をストレスという。

1938年にストレス理論を提示したカナダの生化学者,H.セリエによると,

「ストレスとは,どんな質問に対しても答えようとする身体の反応」である。

この理論は,

寒冷,暑熱,放射線などの物理的刺激,ホルマリン,毒物,酸素不足,栄養障害のような化学的刺激,

あるいは身体的拘束や感染のような生物的刺激,怒り,不安,焦燥などの心理的要因その他,

どのような刺激に対しても,身体はすべて同質の生体反応を示すというものである。

これを汎適応症候群あるいはストレス症候群という。

この反応は,下垂体-副腎系が主役を演じ,副腎皮質ホルモンの分泌を伴うことが特徴であるが,

そのほか胃,心臓,胸腺に形態学的変化が起る。

このような考え方は 19世紀以来主流を占めていた

「特定の原因が特定の病気を起す」という病理観に対する反論であるとともに,

原因がそのまま結果をもたらすという医学因果律を反省させるものであった。

致命的な疾病のうち 75%は非特異的な生体反応としてのストレスが

予後を決定するともいわれている。・・・