玄米菜食 84 玄米菜食リバイバルを起こそう 43 動物性たんぱく質の怖さ 06 肉食中心は心臓麻痺で死ぬ
私の住む滋賀県高島市は高齢化率が高く、最近、よく聞くのは高齢者の骨折です。
そのまま寝たきり、介護になる方があります。
この高齢者の骨折の原因は、肉や牛乳を中心とした食生活であることが
様々な研究で明らかになっています。
動物性たんぱく質にはカルシウムが含まれないのに
なぜカルシウムが吸収されてしまうのか、
それは大量に動物性たんぱく質を摂取すると骨から
カルシウムが溶け出すのを倍加させていくからです。
体内でカルシウムを蓄えているのは骨ですが、
これが溶け出して尿として放出されたのでは、骨はもろくなります。
それを中和しようとカルシウムを骨から引き出そうとします。
そのために尿中にカルシウムが増加していきます。
つまり
1・動物性たんぱく質を中心とした食生活
2・酸性体質になる
3・中和を必要とする
4・骨のカルシウムが溶出する
5・骨粗鬆症
6・骨折増加
というサイクルになるのです。
しかし、植物性たんぱく質は、体液を酸性でなく、アルカリ性にしますので、
多く摂取しても骨折はおこりにくくなります。
菜食中心とした食生活では、骨折はほぼなくなり、
限りなくゼロになっていきます。
そして肉を中心とした方は、菜食中心の方よりも8倍も心臓麻痺で死ぬ
という研究が出ています。
肉を中心としていますと動物性脂肪が体内にコレステロールとして溜まっていきます。
さらに老廃物が血管内に付着し、動脈硬化を引き起こし、
血栓となって突然死となります。
私たちの歯は32本ですが8割が穀物をすりつぶし、噛む臼歯なのですから、
人間を造られた神は穀物を食べるように設計されています。
人間の歴史は穀物であり、動物性たんぱく質はまだ最近の話です。
特に日本は戦後、しかも高度経済成長期からなので50年しか経ていないのです。
ですから心臓で突然死など存在すらありませんでした。
食肉中心のアメリカとそうでないフィリピンとの比較調査があり、
肉好きアメリカと心臓麻痺で30倍の開きがあるのです。
私は現在、71歳ですが、牛肉を食べたことがありませんでした。
すき焼きを食べたのは成人してからで、毎日の食生活は、
野菜の煮ものなどで肉とは縁遠い生活でした。
プラトンは「肉食が始まってから戦争が始まった」
という有名な言葉を残していますが、
師のソクラテスともども厳格な菜食主義でした。
確かに旧約聖書・創世記では、エデンの園のアダムとイブは菜食であり、
動物と仲良く暮らしていましたから、動物を食べるということありませんでしたが、
ノアの洪水以降に肉食のことが出てきます。
しかし、聖書の世界はほぼベジタリアンの世界です。