40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

断食救人類の書 207 超少食の実践編  40 少食にどのように移行するのか 28 段階的な移行 25 少食に移行する方法 16 少食移行後の体の変化 05 体の変化 02 腸内細菌が窒素を固定化する

少食に移行しますと様々な変化が体に出て来ます。

その2番目は、

 

2・腸内細菌が窒素を固定化する

 

植物の中には、マメ科植物のように土の中野根瘤バクテリア

空気中の窒素を固定化し、菌体タンパク質を合成し、

そのタンパク質を植物が利用していくということがわかっていますが、

人体の中でもそれがおこるようです。

この問題ではある学者が、パブア・ニューギニア(注)の住民の糞尿を

長年、調べた結果、空気中の窒素を固定化する菌があることを発見しました。

パブア・ニューギニアの住民たちは、

動物性タンパク質をまったく食べていません。

サツマイモやタロコイモを主食にしており、

1日のタンパク質はわずか20gと言う極少なのですが、

一般的な栄養学的な見地からは、これでは痩せ衰えてしまうという数値です。

しかし、パブア・ニューギニアの住民は筋肉隆々として、

壮健ながっしりとした体格です。

そしてかなり激しい肉体労働もしています。

このような筋肉モリモリのパブア・ニューギニアの住民は

どのように筋肉を作るたんぱく質ができるのでしょうか。

これはさきほど申し上げたように空気中の窒素を固定化する菌のゆえでした。

しかし、別の研究もあります。

パブア・ニューギニアの住民の大便調査をされた日本人の研究者は、

顕微鏡でみたら、砕けたような形があり、これは大腸に中で起こって、

中にある菌体タンパク質が大腸壁から吸収された、

人間のタンパク質へと合成された跡で、腸の中で腸内細菌自身が

人間のタンパク質になっているのではないかというのです。

実際、腸壁にある上皮細胞は、新陳代謝が活発であり、

およそ3日に一度は脱落して、新しい細胞に入れ替わるというのです。

その量は約250gですが、その中に50gのタンパク質が含まれており、

タンパク質が再利用されているということなのです。

少食生活に移行するとこのような驚くべき変化が起こるのです。

満腹で腹いっぱいの日々を送る人には絶対に起こらないことなのです。

日本人はどうなのでしょうか。

日本には伝統ある日本食で腸内細菌が正しく育っていたのですが、

米国の占領政策で肉中心の食生活で崩壊してしまい、

様々な病気が生じています。

(注)パプアニューギニア独立国パプアニューギニアどくりつこく)、通称パプアニューギニアは、南太平洋にあるニューギニア島の東半分及び周辺の島々からなる立憲君主制国家。