断食救人類の書 139 超少食・食事術 28 玄米食にする 25 玄米食に合う調味料11 肉食よさようなら 上
超少食・食事術を連載していますが、少食でしかも玄米菜食では、
肉食は極力避けた方がいいと判断しています。
私は肉食に関して、40日ファスティングし、宿便を除去してから、
まったく体に合わないものとなってしまいました。
肉を絶対食べるなとは藤樹の宿でも言いませんが、
欧州ではグルテンフリーがあるように
動物性タンパク質からの自由(直訳すれば、「アニマルプロティンフリー」)も
欧米では、本格的な主流となっていくのではないでしょうか。
とくにアメリカでは、マクガバンレポートや「チャイナ・スタディ」が出版されたりして、
動物性タンパク質から植物性タンパク質に切り替える富裕層が多くなっています。
しかし、残念ながら日本は肉食礼さん、肉を食べろ、3食主義、近代栄養学という悪の連鎖が支配しており、
そこから自由になれません。
自由になるというのは、悪の連鎖を断ち切るということです。
まず肉の害について考えてみましょう。
まず、肉に含まれる牛や豚の脂肪酸を摂ると血液の中で固まり
血液の粘度が高まり血液の流れが悪くなり、細胞に酸素や栄養が供給されなくなります。
そして血液中にコレストロールがたまり、疲れやすくなりますので、
「肉を食べると、元気になる」というのは真っ赤なウソなのです。
肉食は、消化にも時間がかかり、細胞は、
酸素不足で疲れて元気は出なくなるわけです。
私たちの体の歯ですが、成人の歯の32本のうち、20本は臼歯です。
下顎の運動から見ると穀物菜食に適しているのです。
さらに人間の腸は肉食動物よりもヒダが多く、絨毛も発達していますが、
特に日本人は欧米人に比べ腸が長いため、
肉食よりも菜食に適している民族なのです。
かくして私たち人間の本来の適応食は、
歯の形、腸の長さなどから考えても米文化の長い歴史から考えても
肉食には向いていない民族なのです。
ですから日本人は肉も卵も牛乳もいらない民族だということを
早く気が付くべきではないでしょうか。
マクガバンレポートで世界一理想食とした日本食は、
元禄以前の食事である、玄米菜食であったわけですから、
動物性は日本人には本来合わないのに戦後、肉食が支配しています。
これは対日小麦戦略の占領政策に悪乗りさせられたからなのです。
栄養的にみても、穀物菜食で十分健康が維持できるという考え方は数多くあります。
しかも最近の肉では化学調味料で味付けされ、美味しそうに誤魔化されています。
肉食礼さんの広告が大半を占めていますが、
人間は穀物菜食であってもより安全な栄養素が効率的に美味しく取れるのです。