40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

断食救人類の書 171 超少食の実践編  04   なぜ少食にすべきか 04 いつから食べ過ぎが始ったのか 04  文明開化は肉食の始まり

日本は仏教の影響で肉食を食べる習慣がありませんでした。

日本人が牛肉を食べる習慣は明治維新以降になります。

仏教の教えで肉食は卑しいものが密かに食べるものだったのです。

江戸時代には仏教の殺生戒が徹底していましたので、

野山で採れる動物の肉はイノシシを牡丹とか、鹿は紅葉という隠語を使用して

密かに山奥で食べられていたものです。

そしてそれ以外に牛などを食べられる店は「ももんじ屋」といわれ、

けだもの屋と言う意味で別名山奥でしか食べられないので山奥屋ともいわれました。

しかし、明治維新になり、300年の遅れを取り戻すためにその一つが

西欧の食事を真似ることから始まったのが牛肉を食べることでした。

文明開化は肉食の始まりということになったのです。

日本の古い習慣を捨てることが文明開化であり、

これまで江戸時代に御法堂であった肉食が、牛肉を食べることが流行となり、

牛鍋が大流行します。

いわゆるすき焼きです。

牛肉を食べる人をハイカラ(高襟)とよび、

牛肉を食べることは、まさにハイカラの象徴となりました。

ですから今でも少し高級感を味わう外食のバンバーワンは牛肉ステーキなのです。

そして明治時代、牛鍋を食べることが最先端であり、

牛鍋を食べない者は時代遅れとされています。

NHK連続ドラマで「あさがきた」のシーンでも東京に出た主人公が

牛鍋屋で食べているシーンがありました。

有名な牛鍋屋には明治の指導者たちが集まっていたシーンです。

その中に福沢諭吉がいたのです。

福沢は幕末に勝海舟たちと咸臨丸でアメリカに渡って、先進国を視察し、

彼は西欧に追いつき、追い越せの「脱亜論」を唱えましたが、

その著作の中に江戸時代の食を完全に否定し、

肉こそ最高の食べ物と肉食を普及させていくことに大いに貢献します。

また、肉食を普及させるために明治天皇にも肉食宣言をしてもらい、

新聞で大宣伝をします。

食生活からまず欧米化していくという明治政府の方針のもとに肉食、

そして白米が奨励されていくのです。

この明治政府の肉食礼さんをもののみごとに用いたのが、

敗戦国日本を食のマインドコントロールしていくアメリカの支配者(GHQ)たちでした。

アメリカで余った小麦と肉で日本をマインドコントロールし、

日本の伝統食でありますお米、発酵文化を完全にアメリカナイズしていくのです。

この同化政策にまんまと乗せられた日本は、

肉とパン、牛乳に完璧に支配されていくことになります。

それが生活習慣病の始まりであり、日本食の崩壊の始まりでした。

今も日本中、どこにいっても肉、肉、肉です。

しかし、この肉こそ肉のキャデラックというわれるほど高率の最も悪い食物なのです。

高級でありながら害毒、効率の悪さでは食物の中で最悪なのです。