断食救人類の書 117 超少食・食事術 06 玄米食にする 03 豊富な玄米の成分
それは白米にはない、玄米に含まれる成分をみれば明白です。
まず玄米には、その果皮、種皮には、脂肪、タンパク質、セルローズなど大切な成分を含んでいます。
中でもセルローズは、繊維素であり、他の食物の消化吸収を助け、腸の働きを促進し、便秘を解消してくれます。
また、腸内細菌の作用でビタミンB1、B2、B6、B12など生合成してくれますので、
整腸を助けて、病気の予防をしてくれます。
特にがんの予防に大きな役割を果たしてくれます。
中でも胚芽は、米の生命が宿っているところであり、
天然の栄養素がたくさん含まれています。
白米はこうした重要な成分を全部、取り除いてしまいますので、
ただのカロリーがある胚乳(でんぷん)だけ残されますが、
玄米のようなミネラルや豊富なビタミン類を持っていません。
ですから完全に消化しないで焦性ブドー酸、乳酸など中間代謝産物を出します。
これらはカラダに有害な物質であり、血液を酸性化していくものなのです。
玄米は米の中にある焦性ブドー酸、乳酸など有害物質を、
玄米の果皮、種皮、糊粉層、胚芽など豊富に含まれる物質の作用を受けて、
玄米は、数多いビタミン類が含まれていますが、中でもB1は成長を助けるものですし、
B6は、皮膚を美しくするグルタミンと結合し、脳育を助けてくれます。
また、毒素を流し、酸化還元作用にも深く関係しています。
更にニコチン酸というビタミンが玄米の中に含まれていますので、がんを予防してくれます。
ニコチン酸は、抗悪性貧血因子だと近代栄養学では悪魔のように言われていますが、
がん患者が玄米で改善されるのは、このビタミンのゆえなのです。
また、ビタミンDはカルシウムの吸収を助け、骨格を丈夫にしてくれます。
虫歯を防ぎ、骨を強くしてくれのです。
白米食で早食いだと虫歯も多く、骨ももろくなります。
歯磨きを何度もして虫歯予防も重要ですが、それ以上に必要なのは、玄米食なのです。
またビタミンEは、生殖ビタミン、老化予防ビタミンです。
男女両性の生殖能力を強めます。