40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

ファスティング(断食)で救国をー30―日本国民はすべて、甲田光雄医師の断食のススメを聞いて食い改めよう 02

私は断食民族ユダヤ人のことは頻繁に書いています。しかし、日本は仏教伝来から、1500年経ていますので、仏教の断食も紹介しなければなりませんが、さいわいなことに甲田光雄医師は、筋金入りの熱心な仏教徒です。
 
甲田医師は単なる形式的な葬式、檀家の仏教徒ではありません。甲田医師の著作には断食と仏教の関連を明確に書いておられます。そもそも世界三大宗教は、すべて断食を中心にした宗教であり、信仰です。
 
しかし、断食を軽んじた教えになっているとすれば、仏教キリスト教イスラム教も日本教になってしまったということの証拠なのです。
 
このことを鋭く指摘したのは、I・ペンダサンこと山本七平さんの書いた「日本人とユダヤ人」(1977年発行で300万の大ベストセラーとなった)です。ペンダサンは日本の仏教には、厳しい戒律を省いた親鸞の教えが広まり、何をしてもいいような仏教になっていると批判しました(戦国時代、浄土真宗の政治的乱脈等)。
 
また、同じことが明治以降に欧米から入ってきたプロテスタントキリスト教も陥ってしまったと指摘しています。ゆえにベンダサン流にいえば、「断食を拒絶する宗教は、ニセモノ」ということになります。
 
【甲田医師による仏教による食事観】
 
・・・僧侶が食事に臨んで起こすべき5つの想念、いま永平寮において、すべての僧が合唱する「五観の偈(げ)」を参考までにかかげます。
 
1・ 一つには功の多少を計り、彼(か)の来処(らいしょ)を量る。
 
2・己が徳行の全欠を忖(はか)って供(く)に応ず。
 
3・三つには心を防ぎ過(とが)を離るるは貪等(とんとう)を宗とす。
 
4・正に良薬を事とするは、形枯(ぎょうこ)を療ぜんが為なり。
 
5・成道の為の故に今此の食(じき)を受く。
 
このように仏教の食事観は、徹頭徹尾もののいのちを尊重するところから出発しています。そしてこのような生活こそ、じつは真の健康と叡智を生む道であると説いているのであります。
 
すなわち、他のいのちを大切にするということが、そのまま己れの生命を最もよく生かす健康法でもあるわけです。ここに宗教・医学一体の考えが説かれているのをみることができます。
 
すなわち、「食事即仏道」ということができるわけです。したがって仏道で説かれている慈悲の教えの実践者たらんとするものは、まず少食を実行することによって真にその資格が与えられるというべきでしょう。
 
1・少食によって毎日くり返す殺生をできるだけ慎しみ控えること。これが、生きものに対する慈悲の心であります。
 
2・少食によって完全に消化吸収された栄養できれいな血液をつくり、これを全身の四百兆にも及ぶ各細胞に供給することにより、組織は生命力に満ちた活動を続行することができます、これすなわち、四百兆の細胞に対する愛の行為であります。
 
3・少食によって腸内の腐敗発酵がとまり、腸内細菌叢に住みよい環境を与えることになります。これも腸内細菌叢への愛の行為であります。
 
4・二杯食べる飯を一杯半に減らし、これをカンボジアやインドの飢餓に苦しむ人々に供養として与えるなら、これも慈悲の行為となりましょう。以上のことから、「少食即仏道」となるわけです。・・・
 
甲田医師は「少食こそ即仏道」という言葉そのものは、仏教の中心理念だと思います。これを否定することは仏教信仰の否定となります。日本に真の仏教徒がおられるのなら、即断食=仏道の道を選んでください。
 
藤樹の宿」ではこうした真剣な断食を求める方に施設を開いています。いつでもお越しください。