少食の現代医学の評価とは 04 愛と慈悲では食にはブレーキはかかりません
では甲田医師の1日1食の見解(少なくとも1991年前後)について考察してみます。
甲田医師の知っている方の中にも1食の方が増加しているということです。
大半が夕食だけの方ですが、1日1食の場合、
夕食だけの場合、体重が増加するという研究報告があるそうです。
それは1日1800~2400カロリーの食事を夕食だけの1回だけで摂るのなら、
確かに体重増加はあり得ます。
しかし、食糧難の国では1日1000㌍を1日1食である場合、
エネルギーを有効にするのですから増加はあり得ません。
しかし、飽食の国の人たちであれば、しっかりとエネルギーを消化してくれます。
しかし、飽食に生きる人が1日分を1回で食べるのは
かえって食べ過ぎて肥満となるのです。
そして先進国、飽食の国は甲田医師が指摘されていますように
「いのちを大切にする思想」について「愛と慈悲」と
甲田医師は書いておられます。
少食の思想を仏教から説明しておられますが、少食は聖書の思想なのです。
なぜなら愛と慈悲では食にはブレーキはかからないからです。
それは私が30年間、断食指導をしてきた結論です。
ゆえにユダヤ教のような食の規定が必要なのです。
ユダヤの知恵を学ばない限り、1食を貫徹するのは不可能です。
そのような規定が明確な思想なのです。
その一部を聖書から引用しますが、仏教とは決定的に違うのは、
食の規定は神との契約だということです。
自然法ではなく、神からの啓示による約束なのであり、
それを守り通すことが信仰なのです。
ゆえに飽食は神への反逆の罪、永遠の滅びとなり大罪なのです。
またユダヤ教では細部にわたる食の規定があります。
そして食べてよい食物と食べてはいけない食物を定めています。
この規定=律法のことをカシュルート(適正食品規定、食事規定)といいます。
食べてよい食物のことを一般にコーシェルといわれます
食べてはいけない、つまりユダヤ人にとって宗教的に不浄な食物の例としては、
まず豚肉があります。
美味しいエビやカキ、タコ、イカも食べられません。
牛肉はいいのですが、血の滴るビーフステーキもだめです。
フランス料理のカタツムリも、鯛の活け造りも、親子丼もいけません。
食べてはいけない、つまりユダヤ人にとって宗教的に不浄な食物の例としては、
まず豚肉があります。美味しいエビやカキ、タコ、イカも食べられません。
牛肉はいいのですが、血の滴るビーフステーキもだめです。
フランス料理のカタツムリも、鯛の活け造りも、親子丼もいけません。
これでは日本ではユダヤ人は生きていけません。
16:8 六日間酵母を入れないパンを食べ、七日目にはあなたの神、
主のために聖なる集まりを行い、いかなる仕事もしてはならない。
23:6 強欲な者のパンを食べようとするな。供される珍味をむさぼるな。
コヘレト
5:16 その一生の間、食べることさえ闇の中。悩み、患い、怒りは尽きない。
コヘレト
6:7 人の労苦はすべて口のためだが/それでも食欲は満たされない。
マタイによる福音書
6:25 「だから、言っておく。自分の命のことで何を食べようか何を飲もうかと、
また自分の体のことで何を着ようかと思い悩むな。命は食べ物よりも大切であり、
体は衣服よりも大切ではないか