40日ファスティング経験者の本音!

ファスティング(断食)の素晴らしさやファスティングの正しい方法、効果などを紹介しています。

少食実行の注意事項 06 神頼みで少食実行はできない 

少食にするとその反動で必ず過食に近い食べ過ぎになるので

人間の食欲をコントロールすることは不可能なのでしょうか。

甲田医師は「自分を縛るような誓いは弱い凡夫にはできないので、

この苦境をいかに乗り切るか、その提案はお祈りだ」というのですが、

これは日本人には実に難しいことなのです。

その理由は

 

1・祈りの意味がまったく分かっていない国民であること

 

2・祈りを誰に向かって祈るかです。

 

甲田医師は「脳裏に浮かんだ食物を一度、阿弥陀様にお預けにすることだ」

といいます。

熱心な仏教徒ならば可能でしょうが、それこそ凡夫にはできないことなのです。

阿弥陀様に赦しが出たら食べる」と甲田医師はいいますが、

その阿弥陀様はその人に語りかけるのでしょうか。

あり得ません。

なぜなら偶像はものは言わないからです。

 

3・「お祈りでしか食をコントロールできない」と甲田医師はいいますが、

果たしてそうでしょうか。

なぜできないのでしょうか。

少食は、科学的に証明しないと今日の日本では実現不可能です。

 

4・少食は狭い門でしょうか。

そこを通過するのに神頼み、お祈り頼みでいいのでしょうか。

 

5・少食と祈りを一体化するのは日本人には無理です。

 

6・もし可能ならば、生きた神にものいう神にゆだねなければ不可能です。

 

7・大切な命を与えてくれた動物や植物に感謝も日本人には不可能です。

 

8・「彼らが成仏できるように祈る」と甲田医師はいいますが、

動物に魂はありませんし、死後どこにもいきません。

 

9・「神におすがりしないと少食ができない」のでしょうか。

 

10・「宗教と食養は一体化しないと少食の道にはいけない」と

甲田医師はいいますが、これも日本人には不可能です。

なぜならば一体とは、

神が自分の中に住むという神体験なくしてあり得ないからです。

 

11・甲田医師は「少食を無理に実行できないからこそ、

神仏により頼まないと大きく失敗する」といいますが、

そもそもその宗教頼みの少食は根本的に間違っています。

 

まだ甲田医師の指摘は根本的に間違いだということは数限りなく指摘できますが、

最近、気になるのは日本のお寺が断食施設をオープンして、

座禅断食を前面に出して広告をしていますが、

それも宗教を前面に出すのは、日本では必ず限界があり、警戒されていきます。

また最初は物珍しく来る方が増加するでしょうが、

これは明らかに失敗します。

なぜならば日本は徹底した非神話化社会だからです。

少食は神頼みではありません。

ましてや断食を神頼みするのは間違いです。

むしろ少食はなぜ必要なのか、科学的立場、エビデンスの確立がまず第一なのです。

医学者であつた甲田医師が

少食断食を宗教頼み、神頼みとしておられたことは誠に残念なことです。