修道院シリーズ第2弾 チョコレート・ファスティングを体験する 02 大失敗の酵素ジュース断食指導
1996年秋に第1回目の40日間断食を体験しましたが、
まだ確証がなく、今度はレント断食を40日間実施しました。
そして「カミング・リバイバル」の翻訳発行に合わせて、
40日断食聖会を実施することにしました。
その前にもう一度、実証実験を夏にしましたので、
合計3回の40日間断食を酵素ジュースで行ったのです。
しかし、この酵素ジュースは私にとっては大失敗だったのです。
それは1998年も40日聖会を行いましたが、
2000年から過度の白砂糖中毒になって、お菓子過食と大食になったのです。
そして体重は何と92kgと平均体重を30㎏もオーバーするという
超肥満になってしまいました。
そこで2003年から流行し始めた糖質制限で15㎏(これ以上は減らなかった)減量し、
79kgが今度は長期間続くことになります。
2005年から半断食(玄米菜食)を指導できるスタッフが入社してくれたのですが、
このスタッフの作るマクロビ料理があまりにもずさんで汚く、
せっかくの玄米菜食を食べることができませんでした。
それが2015年まで10年間続き、ようやく豊田を脱出してから、
実施したのが本格的な玄米菜食実施でした。
お手本にしたのは
1・東城百合子
2・甲田光雄
のお二人です。
とくに甲田医師の少食実践の本は最も参考になり、少食を一歩進めて、
「超」少食を始めました。
この甲田医師の方法で3ヶ月で何と25㎏の減量となったのです。
それは私の標準体重に限りなく近い数字であり、宿便まで出て、
極めて快調な体力となりました。
そして再婚して、現在の妻とともに「超少食ファスティング」をうたった
「古民家ファスティング藤樹の宿」を滋賀県高島市でオープンしたのです。
そして3年経過し、毎日放送でも「超少食ファスティング」に注目していただき、
「ちちんぷいぷい」で20分間も放送していただくことになり、軌道に乗りかけた時、
発生したのが新型コロナでした。
このためにリモートでファスティング指導することにもチャレンジしました。
そのような時に最も素晴らしい断食の核心をつく本に出会いました。
1993年に断食を体験して、ようやく27年目にして出会った本物の断食手引書でした。
断食の本質とは何かをあますことなく語っている本なのです。
日本の断食施設の大半は、ヨガ、禅、仏教、新興宗教の断食施設であり、
残念ながら修道院のように断食を霊的に
そして断食を医学的にも本格的に導く施設ではありません。
本来なら欧州の修道院のように
一般の方も受け入れる修道院の断食指導があってもよいはずですが、
私が調べた限り、日本国内ではありませんでした。
そして「修道院の断食」を何度も繰り返して読んでいましたところ、
欧州の修道院で行われている2つの断食に目が留まりました。
それは
1・ビール・ファスティング
2・チョコレート・ファスティング
でした。出会った以上、自分で試すしかないとまず実証実験したのが、
1のビール・ファスティングであり、
その体験は2/19-23の5回で連載しました。
しかし、これは男性向けの方法ですし、また男子修道会で実施されていましたので、
2のチョコレート・ファスティングも試すことになったのです。